DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

世界一高い山のあるハワイ州 温暖だが地域によって降水量の差が大きく...

 今回はハワイについて書いて行きたいと思う。

目次

1. アメリカ最南端の州

1.1 ハワイとは

 ハワイはアメリカの州の一つであり、全州の中で最も南に位置していると同時に唯一北回帰線よりも南に位置している州である。

 そのため、ハワイの気候はアメリカ全州の中でも最も温暖なものとなっており、高山を除くほぼ全域が熱帯に属している(細かく言うと乾燥帯もあるが気温だけで見ると熱帯である)。

 そして、ハワイと言うとそこまで面積の大きなイメージは無いがハワイ州全域の面積は岩手県よりも広い。しかし、それでもアメリカの州の中ではかなり狭いほうであり、人口も多そうなイメージはあるがアメリカの州の中では少ないほうに分類される。

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 岩手県はハワイと比較すると半分強程度の面積しか無く、ハワイと比較するとかなり小さいことが分かる。しかし、人口に関してはそこまで大差がなく、岩手県のほうが圧倒的に過酷な環境にも関わらず、人口密度は岩手県のほうが多くなっている。

 この理由に関してはハワイがアメリカ本土と離れており、孤島のような状態となっているからだと考えられ、実際にハワイは居住地と言うよりも観光名所としての機能が強い傾向がある。

 そのため、ハワイの人口密度は思った以上に多くは無く、岩手県よりも少ないもののアメリカからしてみると多いほうであり、その理由はアラスカなど非常に過酷な地域の面積がかなりの割合を占めているからだと考えられる。

 そして、ハワイには数多くの島があり、その中でも8つの島が中心的となっている。

1.2 ハワイの島

 ハワイには数多くの島があるがその中でも8つの島がハワイの中心となっている。

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 ハワイにある島の特徴としては面積, 人口の両面において極端に大きいものが一つあることであり、面積はハワイ島, 人口はオアフ島が群を抜いて大きい。

 初めにハワイ島について書いて行きたいと思うがハワイ島はその名の通り、面積に関してはハワイの中心的な島であり、他の島の追従を許さないほどの面積を有している。どれほど大きいかと言うとキプロス島よりも広く、岐阜県と大体同じほどの大きさである。

 しかし、人口に関してはかなり少なく、人口密度も北海道の4分の1程度しかないほどである。

 そして、ハワイ島最大の特徴はマウナ・ケア山(Mauna Kea)であり、マウナ・ケア山はハワイ州の中では最も標高の高い山であり、富士山の標高を若干超えているほどである。それどころかマウナ・ケア山はハワイに留まらず世界で最も標高の高い山であり、その標高は10 km以上とエベレストを超えているほどである。

 しかし、ここで気づいたかもしれないがマウナ・ケア山の標高はあくまで富士山よりも若干高い程度であり、4,205 mとエベレストの半分の標高も無い。では、何故マウナ・ケア山が世界で最も標高の高い山かと言うと海底からの高さが非常に高いからであり、水深6,000 mほどの深海に麓があるほどである。

 そのため、マウナ・ケア山の海底からの高さは10,203 mとエベレストよりも高く、この標高は海底から測ったものでは世界一となっている。

 つまり、ハワイ島はハワイ州の中で最も大きい島であると同時に世界一高い山である。

 そして、次にオアフ島について書いて行きたいと思うがオアフ島はハワイの島の中では群を抜いて人口が多く、州都であるホノルルもオアフ島にある。そのため、ハワイの中心的な島はハワイ島と言うというよりもオアフ島であり、人口密度も千葉県と同じぐらいとかなり多くなっている。

 しかし、面積に関してはそこまで広くはなく、東京都よりも若干狭い程度であるため、ハワイ島と比較するとかなり小さいように見える。

 また、それ以外にも数多くの島があるが八大島の中で最も小さいカホオラウェ島は乾燥が酷いため、居住者はおらずこの中では唯一の無人島となっており、ニイハウ島にも人口はほとんどいないほどである。

 このようにハワイの島は人口や面積に格差が非常にあり、その中でも面積はハワイ島, 人口はオアフ島が多い形となっている。更にハワイ島には世界一高い山があるため、世界一があるという点では非常に注目度が高いほどである。

2. ハワイの気候

2.1 熱帯の島

 ハワイは緯度が低い上に海洋性の気候をしているため、高山を除く全域が熱帯性の気候をしている。例えばハワイ州の州都であるホノルル(Honolulu)の年平均気温は25.4 ℃と東京や横浜と比べて10 ℃近くも高く、年較差も小さいため、一年中温暖な気候となっている。

 そのため、ハワイ州はアメリカ合衆国の州の中では最も気温の高い州となっている。また、アメリカ合衆国にはハワイ以外にマイアミが熱帯気候となっているがあちらは熱帯であるにもかかわらず極まれに氷点下に達することもあるため、熱帯と言えどもハワイと比較するとかなり低温であることが分かる。

 それとは逆にホノルルでは歴代の最低気温を見ても氷点下はおろか10 ℃を下回ったことも無いため、寒い時期は無いと言っても過言ではなく、厳寒期を除いて年中半袖で暮らせるような気候となっている(厳寒期と言っても15 ℃程度であるが)。

 そして、熱帯と言うと降水量の多いイメージがあるがハワイの降水量は地域によって全く異なっており、ホノルルは地形の影響から想像以上に降水量が少なくなっている。そのため、ホノルルは気温だけ見ると熱帯であるが気候の分類では乾燥帯に当てはまり、このことに関しては次の項で詳しく書いて行きたいと思う。

2.2 降水の少ないホノルル

 ホノルルはオアフ島に位置しているハワイ州の州都であり、ハワイ州の中では最も人口が多い。そして、ホノルルは年中気温が高く、日本で言う冬が無い熱帯性の気候であるが雨季と乾季が明白な気候となっており、夏の乾季の時期になると熱帯とは思えないほど降水量が少なくなる。

 更に冬場の雨季の時期でも熱帯としては降水量が少ないため年降水量はかなり少なく、乾燥限界を下回っているほどである。

 そのため、ホノルルは乾燥帯に分類されており、乾燥帯の中ではそこそこの降水のある半乾燥気候(ステップ気候)に分類されている。

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 ホノルルの降水量の月ごとの分布は地中海性気候のものと似ており、夏場になると降水量が少なくなる特徴がある。しかし、ホノルルは亜熱帯高圧帯によって乾燥する地中海性気候とは異なり、山脈によって乾燥する雨陰性であるため、地中海性気候とは何らの関係も無い。

 更に地中海性気候の冬場の降水量はかなり多くなるがホノルルは冬場でも降水量が大して多くは無く、せいぜい東京や横浜と大差が無いため、年間降水量は非常に小さくなっている。

 そのため、ホノルルの乾燥限界は判定が甘い夏季少雨型であるにもかかわらず、年降水量が乾燥限界を下回っているので熱帯ではなく、乾燥帯に分類されいてるのである。

 ちなみに乾燥限界の式は以下の様になっている。

夏季降水型の乾燥限界: 年平均気温×20

ホノルルの年平均気温は25.4 ℃なので25.4×20=508 mm

ホノルルの年降水量は434.3 mmなので508 mmを下回っているが半分以上はあるため、半乾燥気候であるステップ気候(BS)に分類される。

 そして、ホノルルの年平均気温は18 ℃を上回っているため、高温型(h)に分類されるのでホノルルの気候はBSh(高温ステップ気候)に分類される。

 このようにホノルルは降水量がかなり少ないため、乾燥帯に分類されるものの気温だけに着目すると典型的な熱帯気候であり、年中を通して気温は高くなっているため、降水量を除くと熱帯気候と同じようになっている。

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 ホノルル(熱帯性ステップ気候)と横浜(温暖湿潤気候)では夏の気温ころ大差はないの野の冬になると横浜のほうが圧倒的に寒くなるので横浜のほうが年平均気温は10 ℃近くも低くなっている。

 しかし、年中湿潤な横浜の降水量に対しホノルルの降水量は非常に少なく、冬場の降水量に大差は無いものの夏場の降水量はホノルルのほうが圧倒的に少なく、横間は空してみると無いに等しいほどである。そのため、ホノルルの年降水量は横浜の4分の1程度しかなく、砂漠とまでは言わないものの熱帯性にしては非常に乾燥していることが分かる。

 このようにホノルルは非常に乾燥した気候となっているがハワイ州全体が乾燥しているわけでは無く、ハワイ州の中には非常に降水量の多い地域もある。

2.3 大豪雨のヒロ

 ホノルルの降水量は非常に少ないがハワイ島最大の町であるヒロ(Hilo)の降水量は非常に多く、熱帯としてもかなり多い部類に入る。

 ヒロはホノルルと比較すると年較差の小さな気候となっており、夏の気温もそこまで上がらないのでホノルルよりかは若干平均気温も低くなっている。

 しかし、ホノルルとヒロでは圧倒的に違う面があり、それは先ほども書いたように降水量である。ホノルルの降水量は500 mmを下回っており、砂漠を除くと同緯度中では最も降水量の低い地域であるがヒロの場合は年中降水が多く、尾鷲市と同じぐらいの降水量を有している。

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 ヒロの気温はホノルルよりも若干低く、年較差も3 ℃ほどしか無い熱帯性の気候となっている。しかし、熱帯性と言えども温帯である横浜よりも夏の気温は低く、歴代最高気温も35 ℃を下回っているほどである。

 そして、ヒロの最大の特徴としては莫大な降水量にあり、年降水量が3,000 mmをも上回るほどである、更に最小降水月である6月の降水量も187.2 mmとホノルルの最大降水月の倍以上もあるため、年中を通して降水が多く、ケッペンの気候区では熱帯雨林気候(Af)に属している。

 また、この図だけだとホノルルとの降水量差が分かりずらいため、ホノルルとの降水量の差を図示していきたいと思う。

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 ホノルルとヒロの降水量を図示化するとその差は一目瞭然であり、ヒロのほうが圧倒的に降水が多いことが分かる。更に月ごとの降水量比はどの月も大きな値となっており、特に比の大きい6月ではヒロのほうが28.36倍も降水量が多く、最も少ない12月でさえ3.57倍もの比があるほどである。

 このように同じハワイ州でも降水量の多い地域と少ない地域が明白となっており、ホノルルとヒロでは圧倒的に降水量は違うものの気温に関しては両者ともに高く、これはハワイ全体に言えることである。

 以上、ハワイについてでした。

 

参考文献

Hawaii Wikipedia (ハワイの面積, 人口)

https://en.wikipedia.org/wiki/Hawaii

岩手県 Wikipedia (岩手県の面積, 人口)

https://ja.wikipedia.org/wiki/岩手県

Hawaiian Islands Wikipedia (ハワイの島々)

https://en.wikipedia.org/wiki/Hawaiian_Islands

Honolulu WIkipedia 2.2 Climate (ホノルルの雨温図)

https://en.wikipedia.org/wiki/Honolulu

Yokohama Wikipedia 3.1 Climate (横浜の気温, 降水量)

https://en.wikipedia.org/wiki/Yokohama

Hilo Wikipedia 2. Geography and Climate (ヒロの雨温図)

https://en.wikipedia.org/wiki/Hilo,_Hawaii