DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

世界最大の島国インドネシア 面積だけではなく人口も多く...

 今回はインドネシアについて書いて行きたいと思う。

目次

1. 最大の島国インドネシア

1.1 インドネシアの大きさ

 インドネシアは東南アジアに属している国家であり、赤道直下に位置している。そのため、年中高温であり、一年中日本の夏のような気温をしている熱帯である。

 そして、インドネシア最大の特徴は熱帯であること以上に面積, 人口共に島国の中で最大であることであり、アジアの中でも面積は(ロシアのシベリア部), 中国, インド, カザフスタン, サウジアラビアに次ぐほどであり、人口に至っては中国, インドに次ぐほどである。更にインドネシアは世界的に見ても面積, 人口共に多い国であり、面積は世界第14位, 人口に至っては世界第4位と非常に多い。

 そのため、インドネシアは世界的に見ても非常に巨大な国家であるがあくまでインドネシアは大陸では無く全土が島に属している島国であるため、これは非常に珍しいと言える。

 島国で人口の多い国と言えば日本が真っ先に思いつくが日本の国土はそこまで広くは無い。また、世界最大の島はグリーンランドであり、面積だけで見るとインドネシア領よりも若干広いものの全域が寒帯の島であるため、人口密度は極めて少なくなっている。

 そのため、面積, 人口共にトップクラスの島国はインドネシアのみであり、インドネシアが世界最大の島国であることには疑いの余地は無いが大陸領土を一切持たないインドネシアがこれほどまでに広大な領土を有している理由は何なのだろうか?

 その理由はインドネシア領のある領域に世界最大級の島が集中しているからであり、インドネシアに属している島の中で10万㎢を超えているにはスマトラ島, ジャワ島, スラウェシ島, ニューギニア島, ボルネオ島があり、特に前者3つの島は全域がインドネシア領となっている。

 そして、ここからはこれらの島について書いて行きたいと思う。

1.2 インドネシアの大島

 インドネシアは数多くに島によって構成されており、その中でもニューギニア島, ボルネオ島, スマトラ島, スラウェシ島, ジャワ島の5つの島が大きく、前者3つの島は日本の国土面積よりも広大である。

 そして、ここからはこれらの島の面積と人口について書いて行きたいと思う。

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 インドネシア五大島の面積と人口は上表のようになっており、いずれの島も非常に大きいことが分かる。そして、ここからは個々の島について簡潔に書いて行きたいと思う。

1.2.1 ニューギニア島

 ニューギニア島(New Guinea)はインドネシア最大の島であると同時にグリーンランドに次ぐ世界第二の面積を誇る島であり、その面積は日本の国土面積の倍以上と非常に広い。けれども世界で最も広いグリーンランドと比較すると半分にも満たないほどであり、更にグリーンランドはインドネシア領よりも面積が広い。

 しかし、当然と言えば当然だが人口はこちらのほうが圧倒的に上回っており、グリーンランドの人口が10万人を下回っている中でニューギニア島の人口は1,000万人以上と非常に多く、人口の面ではこちらの圧勝である。けれども実はこれでも五大島の中では最も人口が少なく、更に人口密度に関しては14.39人/㎢と北海道の人口密度の4分の1にも満たないほどである。

 そのため、意外にもニューギニア島は人口に関してはそこまででは無く、人口の多いインドネシアにしては過疎的な島となっている。

 また、ニューギニア島は東経141°線でオセアニアの国であるパプアニューギニアと隔てられており、東経141°線よりも東側はパプアニューギニア領となっているため、インドネシアの最東端は東経141°となっている。つまり、東経141°よりも東側はオセアニアとなっており、これよりも東に位置しているアジアの国は日本だけであるため、日本はアジア最東端の国となっている(正確にはロシアがアジア最東端であるがロシアはあくまでヨーロッパの国であるため、純粋なアジアの国としては日本が最東端の国である)。

 このことに関しては以下の記事を参照していただきたい。

www.rigelultragiant.com

1.2.2 ボルネオ島

 ボルネオ島(Borneo)はニューギニア島に次ぐ面積を誇る世界第三の島であり、その面積はニューギニア島と大差がないほどである。そして、ボルネオ島はニューギニア島と比べて人口が多く、2,000万人を超えているがそれでも人口密度はそこまで多くは無く、北海道よりも少ない。

 更にニューギニア島にはインドネシア意外にマレーシア, ブルネイも属しており、五大島の中では最も多くの国が属している島である。特にブルネイはニューギニア島に全土を有する国家であり、ブルネイ(Brunei)と言う名はボルネオ島と同じ起源である。

 そして、これらの国家は全てアジアに属しているため、純粋なアジアの島としてはボルネオ島が最大である。

 また、ボルネオ島は島のほぼ真ん中に赤道が通っており、正に赤道直下の島となっているが最高標高は4,095 mと本州の最高標高を超えており、高山気候となっているため赤道直下であるにもかかわらずヨーロッパに良く見られる西岸海洋性気候(Cfb)が存在している(ちなみにニューギニア島の最高標高は4,884 mとボルネオ島よりも高い)。

 このようにニューギニア島もボルネオ島も赤道直下の島であるが最大標高は本州よりも高いため、その周辺部の気候は年中日本の春のような気候となっている。

1.2.3 スマトラ島

 スマトラ島(Sumatra)はインドネシアで三番目に広い島であり、全域がインドネシア領となっている。そのため、スマトラ島は純粋なインドネシアの島としては最大であり、更に日本国土よりも広い島の中で全域がインドネシア領に属している唯一の島である。

 そして、スマトラ島はニューギニア島やボルネオ島と比較すると人口が非常に多いことが特徴となっており、これらの島の人口を合わせたものよりも多くなっている。しかし、それでも本州の人口の半分程度しかおらず、人口密度はインドネシア全域のものよりも若干少なくなっている。

 また、スマトラ島の最高標高はニューギニア島やボルネオ島と似ており、富士山よりも若干高い3,805 mのクリンチ山であるため、インドネシアの大島の最大標高は全体的にかなり高く、これから紹介するスラウェシ島やジャワ島の最高標高も似たようなものとなっている。

 また、余談ではあるがスマトラ島にはスマトラトラと言うトラが生息しており、その響きが余りにも印象的であったため、筆者の中では今でも強く印象に残っているほどであるが英語で言うと当然Smatran tigerであるため、特に韻を踏んであるわけでもない。

1.2.4 スラウェシ島

 スラウェシ島(Sulawesi)はインドネシア第四の島であり、こちらも全域がインドネシアに属している島である。しかし、スラウェシ島の面積は本州よりも狭く、更に最高標高も本州よりも若干低い。

 更にスラウェシ島の人口はそこまで多くは無く、ニューギニア島よりも多いもののボルネオ島よりかは少なく、人口密度もスマトラ島と同等である。

 けれどもスラウェシ島は形状がいびつであり、海岸線が長くなっていることが最大の特徴と言える。

1.2.5 ジャワ島

 ジャワ島(Java)は10万㎢を超えるインドネシアの島の中では最も面積が狭く、最高標高も本州よりも若干低いもののとあることで世界一の島である。それは人口の多さであり、ジャワ島は世界的に見ても本州よりも唯一人口の多い島でその人口は2015年の時点で1.45億人と日本の総人口を上回っており、インドネシアの総人口の半分以上も占めているほどである。

 更にこの人口は日本のみならず広大なロシア連邦の人口を若干上回っているほどであり、当然ながら人口密度も非常に多い。

 そのため、ジャワ島はインドネシアの中心的な島となっており、インドネシア本島と言っても過言では無い島である。また、本州の人口はジャワ島と大差が無いように思われがちであるが本州の人口は1億人を若干上回っているほどであり、実はジャワ島と結構引き離されているのである。そして、そのことに関しては下の表を見れば分かるはずである。

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 このようにインドネシアにはスマトラ島やニューギニア島, ボルネオ島に様に面積が非常に広い島やジャワ島のように一つの島だけで日本の総人口を超えるような島があるため、島国であるにもかかわらず非常に広大な面積と多くの人口を有しているのである。

2. 世界最大の内陸国(カザフスタン)との比較

2.1 人口と面積の比較

 ここからは世界最大の内陸国と世界最大の島国の比較を行っていきたいと思う。

 世界最大の内陸国はカザフスタンであり、カザフスタンの面積は世界第七位である。そして、カザフスタンの面積はインドネシアと比較しても非常に広く、日本の国土面積2個分ほど広い。

 しかし、カザフスタンは世界的に見ても人口密度が最も小さい国であるため、人口に関してはそこまで多いわけでは無く、こちらに関してはインドネシアのほうが圧倒的に上回っている。

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 カザフスタンの面積は確かに広大だが人口は非常に少なく、スラウェシ島の総人口と同等程度である。そのため、カザフスタンの人口密度は10人/㎢を下回っており、これはニューギニア島よりも少ないほどである。

 その理由はカザフスタンが高緯度の内陸に位置している国であり、非常に過酷な気候をしているからである。そのため、世界最大の島国と世界最大の内陸国では気候的にも真逆であり、高温多湿なインドネシアに対してカザフスタンは低温乾燥な気候となっている。

 このように両者の人口には大きな違いがあるがこれらの国にはとある共通点があり、それはイスラム教を信仰していることである。カザフスタンは中央アジアの国であるため、イスラム教が信仰されているが東南アジアの国でもイスラム教が信仰されており、特にインドネシアはその膨大な人口を有しているため、世界で最もムスリム(イスラム教の信者)の多い国となっている。

 以上が人口についてでしたが次は首都の気候の比較を行いたいと思う。

2.2 カザフスタンとインドネシアの首都と気候

 カザフスタンは世界最大の内陸国であり、低温乾燥な気候をしている。そのため、気候的に見てもインドネシアとは真逆であり、当然首都の環境も大きく異なっている。

 カザフスタンの首都はアスタナ(Astana)であり、アスタナは北緯51°とかなり高い所に位置している。そのため、冬場になると気温が非常に低くなり、首都の中では同じ内陸国であるモンゴルの首都, ウランバートルに次ぐ寒さとなっている。

 アスタナの年平均気温は3.5 ℃, 最寒月の平均気温はマイナス14.2 ℃と非常に低くなっており、この気温は日本で最も寒い陸別町のものよりも低くなっている。

 その一方でインドネシアの首都であるジャカルタ(Jakarta)は南緯6°と赤道にかなり近い位置にあるため、年中気温の高い熱帯気候となっている。そのため、ジャカルタの年較差はアスタナと比較すると無いに等しいほどであり、年平均気温は26.7 ℃, 最寒月の平均気温は26.1 ℃とかなり高くなっている。

 また、降水量もジャカルタのほうが圧倒的に多く、特に1月と2月にはアスタナの年降水量に近いほどの降水があるほどである。

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 ジャカルタは気温, 降水量ともにアスタナを圧倒的に上回っており、どの月でもアスタナがジャカルタを上回っていることは無い。

 そして、気温に着目してみるとアスタナは最暖月である7月でもジャカルタのものを下回っており、どの月の平均気温もジャカルタの最寒月の平均気温を下回っていることが分かる。

 更に降水量に関してはより顕著となっており、年中降水量の少ないアスタナに対してジャカルタは7月, 8月の降水量はやや少なめであるがそれでも同月のアスタナの量を若干上回っており、特に1月, 2月の降水量に関しては比較にならないほど多い。

 このようにアスタナとジャカルタでは気温も降水量も大きく異なっており、両者の気候はある意味では真逆とも言える。アスタナの気候は冷帯湿潤気候(Dfb)であり、この気候は月による極端な降水量の偏りが無く、冬場になると気温がかなり下がる気候である。それに対してジャカルタの気候は熱帯モンスーン気候(Am)であり、この気候は年中気温は高いものの弱い乾季の存在する気候であり、ジャカルタでは1月, 2月が乾季となっている。

 以上が世界最大の島国と世界最大の内陸国の違いであり、両者は真逆と言っても過言ではないほど大きく異なっていることが分かる。

 以上、世界最大の島国であるインドネシアについてでした。

 

参考文献

1章

List of islands by area Wikipedia (インドネシアの大島の面積, 人口(ジャンプ先))

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_islands_by_area

Honshu Wikipedia (本州の面積, 人口)

https://en.wikipedia.org/wiki/Honshu

2章

Country in the world by population (2018) (人口)

http://worldpopulationreview.com/

List of countries and dependencies by area (面積)

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_and_dependencies_by_area

Astana Wikipedia 3.3 Climate (アスタナの気温, 降水量)

https://en.wikipedia.org/wiki/Astana

Jakarta Wikipedia 3.2 Climate (ジャカルタの気温, 降水量)

https://en.wikipedia.org/wiki/Jakarta

 

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