DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

オホーツク海やオホーツク地方の由来となった町

 今回はオホーツクについて書いて行きたいと思う。

目次

1. オホーツクとは

 オホーツクと聞くとオホーツク海や北海道に位置しているオホーツク地方(オホーツク総合振興局)を想像するだろう。そのため、オホーツクと言う名称は日本人にもよくなじんでおり、違和感なく浸かっているがオホーツクはどう見ても日本語ではなく、何か海外の言葉にちなんでいるようにも見える。

 では、オホーツクとは何なのだろうか?

ここでオホーツクという名称についてよく見ていきたいと思う。オホーツクは英語表記すると「Okhotsk」であり、最後の2文字が「sk」で終わっている。そして、最後の2文字がskで終わっている単語としては「Irkutsk」「Yakutsk」「Krasnoyarsk」「Novosibirsk」「Khabarovsk」等があり、これらは全てロシア国内の都市名を表している単語である。つまり、ここから推測するとオホーツクはロシア国内にある地名では無いかと推測される。

 では、ロシア国内にはオホーツクと言う名の地名があるのだろうか?

正解は「ある」であり、ロシア国内にはオホーツクと言う町が存在している。オホーツクは北海道からオホーツク海を通して真北に位置している町である。そして、このオホーツクこそがオホーツク海や北海道のオホーツク総合振興局の由来となっており、実際にこの町はオホーツク海に面している。

 このことよりオホーツクは海の名前の由来となり、更に北海道の地方の由来ともなったのでかなり大きな町のようにも思える。しかし、オホーツクなどと言う町を知っている日本人はほぼいないと考えられ、実際にオホーツクはそこまで大きな町ではない。

 では、何故オホーツクは大きな町ではないにもかかわらず、海の名称の由来となったのだろうか?

その答えはオホーツクは昔は今と比べて重要性が大きな町であったからであり、太平洋側で最も重要な港であったぐらいである。しかし、歴史が進むにつれてオホーツクの重要性は失われて行き、最終的には南に位置しているウラジオストクが中心となって栄えたことでオホーツクの重要性は失われるようになった。

 そのため、オホーツクは現在となってはただの町にしかすぎず、オホーツク海と言う名称はオホーツクが栄えていた時に付けられていたため、現在ではオホーツク海のほうがオホーツクよりも有名になり、オホーツクが何なのかが分からないような状況となってしまった。

 ここまではオホーツクが何かについて書いてきたが次はオホーツクの名前について書いて行きたいと思う。

2. オホーツクの名称

 ここからはオホーツクの名称について書いて行きたいと思う。

 オホーツクはかつては栄えていたが今となってはロシアの町の一つにしかすぎなくなったがオホーツクと言う名称は何に由来しているのだろうか?

オホーツクは英語表記で書くと「Okhotsk」となり、-skはロシア語で「~の町(街)」を意味するため、Okhotskは「Okhot+sk」となるはずである。

つまり、オホーツクは「Okhot」の町という意味になるわけだがこの「Okhot」とは何なのだろうか?

 その答えはロシア語で狩猟を意味するオホータ(Okhota)に由来しているのではないかと考えられ、そうなるとオホーツクは狩猟の町を意味していることとなる。そして、オホーツクはオホータ川と呼ばれる川の河口に位置しており、このオホータ川が初めに狩猟の川と名付けられた後にオホーツクが名付けられたと考えられている。しかし、これはあくまで一説にしかすぎず、他の説もいくつか考えられている。

 そして、次にオホーツクの発音について書いて行きたいと思う。

オホーツクはOkhotskと表記されるがここで普通の英語には見られないような表記がある。それは「kh」であり、普通に読むとhが発音されなくなるがここではkが発音されていないようにも見える。

しかし、これは「kh」で一つの発音となっており、ここでの「ホ」はハ行のホとは発音が違うため、英語では見られないものとなっている。そのため、便宜上「kh」と置いているのであり、kを読まないわけでは無く「kh」の発音をしており、実を言うとロシア語には「h」の発音は存在していない。このことよりオホーツクの英語表記は一見おかしなようにも見えるが英語に無い発音を使っていることが理由となっている。

3. オホーツクの気候

 最後にオホーツクの気候について書いて行きたいと思う。

オホーツクは北緯59度22分, 東経143度15分に位置しており、行政的にはハバロフスク地方に属している。そして、緯度が相当高く、更に大陸の東側に位置しているので気候はかなり寒冷なものとなっており、年平均気温もマイナス3.8 ℃にしかすぎない。

そのため、海沿いの町であるにもかかわらず大陸的な気候となっており、年較差が非常に大きい亜寒帯気候となっている。

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 オホーツクは冬になると気温が非常に下がり、夏になるとそこそこ気温の上がる亜寒帯性の気候であるが大陸内部にあるヤクーツクなどと比較すると年較差はいくぶんか小さくなっており、夏場の気温は低めであるが冬場の気温はマイナス20 ℃程度とそこまで低くはならない(それでも非常に低いが)。その理由はオホーツクが海沿いにあるからであり、いくら大陸東岸と言えども内陸内部と比較すると冷えづらいからである。

 そして、亜寒帯全般に言えることだが夏場の降水量が多く、冬場の降水量が少ない気候となっており、その中でもシベリア高気圧の影響を受けるため、それがより顕著になる亜寒帯湿潤気候(Dwc)となっている。

 また、オホーツクは実は世界一寒い居住区として知られるオイミャコンと位置的に近く、経度もほぼ同じなのでほぼ真北に行けばたどり着くことができ、直線距離だと500 kmも離れていないので行けそうにも見えるがオホーツクとオイミャコンの間は山岳地帯となっているため、直接行くことは不可能である。更にオホーツクとオイミャコンでは冬場の気温がかなり違うので仮に行けたとしても気温の急低下が起こることは間違いないだろう。

 このようにオホーツクと言う名称は良く聞くがオホーツクが何であるかについてはほとんど知られていないものの良く見るとロシアの町の名前であることは何となく分かりそうである。

 以上、オホーツクについてでした。

 

参照記事

オホーツク wikipedia 4.気候 (オホーツクの気候)

https://ja.wikipedia.org/wiki/オホーツク