DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

宿主を操る寄生生物 ハリガネムシ

今回はハリガネムシについて書いて行きたいと思う。

 

1. 寄生生物とは

ハリガネムシと聞くとあまりなじみのない生物のように聞こえるがこの生物の正体は寄生生物である。

寄生生物は他の生物の体内を利用して暮らしていく生物のことであり、あまり良い印象を持つ生物ではない。

例えば寄生生物と言うとサナダムシや回虫などのような生物を思い浮かべ、これらの生物が規制していることで体内に悪影響が生じたりするのである意味では寄生生物は病原菌の様な生物とも言える。

そして、寄生生物はある種の生物を宿主とし、生活サイクルを繰り返すので人体に寄生するタイプのものは人体を生活サイクルの一つにしており、当然人体を宿主としていないタイプの寄生生物も多く存在する。

人体に寄生しないタイプの寄生生物には大雑把に分けて人体に入るとすぐ体外に出てくるタイプと人体に悪影響を及ぼすタイプの二種類に分けられ、今回紹介するハリガネムシは幸運にも人体に入るとすぐ体外に出ていくタイプであるので人体には無害である。

しかし、人体に入ると有害なタイプのものもおり、例としてはエキノコックスと言う狐に寄生する寄生生物がいる。

この寄生生物はサイクルに人体は含まないがひとたび人体に入ると人体から出ていかず、肝臓に寄生をし、増殖するので当然悪影響が生じ、最悪の場合死亡することさえもある。

このように本来なら人体に寄生しないタイプの寄生生物=安全と言う訳ではなく、場合によっては死亡することもあるので寄生生物は決して侮れない生物と言える。

 

けれども今回紹介するハリガネムシは前述したとおり、人体に入ったとしてもすぐ吐き出されるタイプの寄生生物であるので人類に脅威となることは無いが生活サイクルに含まれているカマキリなどにとっては脅威となりうる生物である。

 

 

 

2. ハリガネムシとは

ハリガネムシは前述したように寄生生物の一種であり、人類には特に脅威となる生物ではない。

そして、この寄生生物は主に昆虫類をサイクルの一環としているが簡単に言うと初めにプランクトンの体内に侵入をし、そのプランクトンはボウフラのような小さな昆虫に捕食されます。

その後、ボウフラは蚊になり、蚊が陸上に上がると今度はカマキリのような強い昆虫に捕食されます。

更にその後はカマキリにとある操作をすることでカマキリを水辺に誘導し、カマキリの体内から出てきて再び水中に戻り、交尾をすることで産卵するサイクルを繰り返すこととなる。

 

ここまではハリガネムシのサイクルについて簡潔に書いてきたがここからはもう少し詳しく書いて行く。

まず初めにハリガネムシが水中で孵化した後はプランクトンに捕食されることになるがここでは捕食と言うよりは体内に侵入すると言ったほうが正しい。

そして、プランクトンに捕食された後はボウフラなどの小さな昆虫の幼虫に捕食されることとなり、この時ハリガネムシも当然ではあるがボウフラの体内に侵入することになる。

 

ボウフラの体内に侵入した後はボウフラが成長して蚊になるわけだがこの蚊がカマキリのような強い昆虫に捕食されることとなり、ついにはカマキリの体内に侵入することとなる。

そして、ここからがハリガネムシの本領と言っても過言ではない状態となり、カマキリの体内に侵入したハリガネムシは今までは成長をしていなかったがカマキリの体内に侵入すると成長を始め、やがてハリガネムシは成虫にまで成長することとなる。

しかし、ハリガネムシは水中で産卵を行わなければ子孫を増やすことができず、カマキリは陸上で暮らしているのでこのままでは子孫を残すことはできないため、ハリガネムシは何とかしてカマキリを水中に行かせなければなりません。

そこでハリガネムシはある種のたんぱく質をカマキリの脳に送り込み、何とカマキリを水中に行くように操ってしまいます

つまり、ハリガネムシはカマキリの思想?を水中に行くように変えてしまい、カマキリを水辺へと自らの意思で行くように仕向けます。

当然カマキリは水中で呼吸をするすべを持たないので水中に入ると生きていくことが出来なくなり、やがては水中で力尽きることになり、カマキリが力尽きた後にハリガネムシはカマキリの体内から突き破るように水辺へと出ていき、そこで産卵をするようになります。

 

以上のことより、ハリガネムシはサイクルを繰り返しているが最終宿主であるカマキリにとっては最悪であることには間違いなく、ハリガネムシに寄生されたカマキリは思想を操られたのちに溺死させられる運命となり、ハリガネムシのいいように利用されるだけとなる。

そして、ハリガネムシはこのサイクルを繰り返すのでハリガネムシが1サイクルを迎えるたびにカマキリが犠牲となり、更に次のサイクルへと周るのでカマキリの犠牲が止まることは決してないのである。

このように寄生生物の中には宿主を操るタイプのものも存在し、ひとたび寄生されると悲惨な末路をたどることになるが一応カマキリを救う方法ならある。

 

その方法とはハリガネムシに寄生された後のカマキリを頭部が陸上に出た状態で水につければよく、このようにするとハリガネムシがカマキリの体内から出てくるようになり、カマキリは陸上に頭部が出ているので死ぬことも無く、ハリガネムシも無事水に行くことが出来る。

けれどもこれには欠点があり、以下のようになっている。

  • ハリガネムシがグロテスクすぎて精神衛生に悪い
  • カマキリの鎌でケガをする可能性もある
  • 結局カマキリは突き破られるので生存するかどうかも怪しい

 

実際にハリガネムシは精神衛生に良い生物とは言えず、カマキリの体内から複数のハリガネムシが出てきたとなると最悪トラウマとなるのでできれば行わないほうが吉である。

※ハリガネムシが寄生したカマキリを水に浸け、ハリガネムシが出てくる動画がYoutubeでアップされているので興味のあるかたは「ハリガネムシ カマキリ」で検索するとその手の動画を見ることは可能である

 

このようにハリガネムシは宿主を殺すタイプの寄生生物ではあるが仮に人体に入ったとしても口から吐き出されるので人体に害をなることは無いが口からグロテスクな生物が出てくること自体が精神衛生に悪いのである意味では人類にとっても有害な寄生生物とも言える。

そして、今回は画像を用いることは無かったが「ハリガネムシ」で検索すると出てくるのでどのような生物であるかが気になる方は検索することを進める(あまりしないほうが良いとも言えるが)。

 

 

 

以上、ハリガネムシについてでした。