DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

世界最大の大陸ユーラシア 広いため全ての気候が見られる

 今回はユーラシア大陸について書いて行きたいと思う。

目次

1. ユーラシア大陸とは

 ユーラシア大陸とは世界六大陸の一つであり、言うまでも無く世界最大の大陸である。そして、どれほどの面積を占めているかというと地球上の陸地の40パーセント程度であり、その面積は5,500万平方キロメートルと他の大陸の追従を許さないほどである。

 更に人口は全大陸の72%も占めているのでユーラシア大陸以外の大陸の人口を総計してもユーラシア大陸の人口の半分にも満たず、更に南極大陸は人口ゼロ、オーストラリア大陸も人口が非常に少ないので実質南アメリカ大陸、北アメリカ大陸、アフリカ大陸の3大陸の合計が他の大部分を占めることとなる。

 このようにユーラシア大陸は人口においても面積においても世界一の大陸であり、一番南は赤道近くのシンガポールから北は北極圏であるシベリアまでと南北にも広いが実は南半球までは伸びておらず、北半球限定の大陸である(インドネシアなどは南半球にも広がっているがあくまで島であるのでユーラシア大陸には含まない)。

 そして、当然南北だけではなく東西にも広く伸びており、西はロカ岬、東はデジニョフ岬まで伸びている。更にロカ岬はグリニッジ天文台よりも西に位置しているので西経に突入しており、東端もほうも実は東経180度線を超え、西経に突入しているほどである(さすがにここに日付変更線を置くのはまずいので日付変更線はベーリング海峡内に置かれているが...)。

 そのためユーラシア大陸は東経0~180度までの全てを制覇していることとなり、ユーラシア大陸は実質北東部を制覇している大陸とも言える(さすがに北極圏までは伸びていないが...)。

 また、ユーラシアは英語で表記すると「Eurasia」と表記されるがこれはヨーロッパ(Euro)とアジア(Asia)の合成語である。つまり、ユーラシア大陸にはヨーロッパとアジアの両方が含まれており、ヨーロッパは世界の文明の中心であり、アジアは人口が極めて多いインドと中国を含んでいるので確かにユーラシアは世界の中心的な大陸とも言え、更に北半球に文明が栄えた原因とも言える。

 このようにユーラシア大陸は極めて広いので様々な気候が存在しており、南は熱帯、北は寒帯と全ての気候を含む大陸であり、このような大陸は他には北アメリカ大陸しかない(亜寒帯はユーラシアと北アメリカ大陸のみに見られる気候)。

 では、次章でこのことについて書いて行きたいと思う。

2. 全気候を含む大陸

 ユーラシア大陸は東西に極めて広く、東経を全て制覇している唯一の大陸であるが南北にも大きく広がっている大陸でもある。そのためユーラシア大陸には様々な気候が存在しており、南端と北端では気候は大きく違う。

 そして、ここからはそれぞれの気候について書いて行きたいと思う。

2.1 熱帯

 熱帯は最寒月の平均気温が18℃を超え、更に十分な降水がある気候であるがこの気候は主に赤道から回帰線あたりにまで見られる。

 そして、ユーラシア大陸の南端は赤道よりもわずか100 kmほど北に位置しており、標高も低いのでそこは当然熱帯となっており、実質季節と言う物は存在していない。この気候の代表はシンガポールであり、シンガポールでは季節による平均気温も年中高く、更に降水量も年中多い。

 このような気候は熱帯雨林気候と呼ばれ、大陸では無いがインドネシアなどもこの気候に当てはまっている。

 また、赤道よりも若干北に行くと亜熱帯高気圧により冬場に乾燥するサバナ気候とモンスーンの影響で弱い乾季がある熱帯モンスーン気候が存在しており、この気候は主にインド半島やインドシナ半島に見られる。

 ちなみに熱帯はユーラシア大陸以外ではアフリカ大陸, 北アメリカ大陸, オーストラリア大陸, 南アメリカ大陸と南極大陸以外に見られる気候である。

2.2 乾燥帯

 乾燥帯は十分な降水が見られず、更に最暖月の平均気温が10℃を上回る気候であるがこの気候が形成される場所は主に二カ所である。

 それはモンスーンの影響を受けない大陸西岸のサバナから亜熱帯にかけての地域と海から遠い内陸部であり、亜熱帯(低緯度)の砂漠は先ほど書いた亜熱帯高気圧が一年中停滞しているために乾燥し、内陸部の乾燥地帯は海から水分が届かないことにより形成する。

 亜熱帯砂漠として代表的な所はアラビア半島であり、アラビア半島は緯度が15~30度と正に北回帰線前後に位置しているので亜熱帯高気圧の影響をもろに受ける羽目となる。そして、この理論を当てはめると沖縄や小笠原諸島と言った日本の亜熱帯地方も砂漠化しそうであるがこれらの地域ではモンスーンの影響を受けるので湿潤となり、仮に大陸西岸に位置していたらこれらの地域も砂漠になると言われている。

 

 また、亜熱帯以外の地域でも乾燥することがあり、実際にゴビ砂漠は亜熱帯高圧帯の影響を受けないにもかかわらず乾燥している。この理由は単純に海から遠いことが理由であり、仮にゴビ砂漠が湿潤と化したら湿潤な亜寒帯になると考えられる。

 ちなみに乾燥帯がある大陸は他にアフリカ大陸, オーストラリア大陸, 北アメリカ大陸, 南アメリカ大陸であり、こちらもやはりすべての大陸が含まれているがアフリカ大陸の北部とオーストラリア大陸の大部分はこの乾燥帯である。

2.3 温帯

 温帯は最も生活に適している気候とも言え、回帰線よりも緯度が高く更に白夜、極夜にもならないので太陽の南中高度は春分から秋分にかけて同じ高さになることは無く、そのため四季が明瞭となる。

 この気候に属している所はユーラシア大陸全体で見ても多く、夏場に降水の少ない地中海性気候であるローマや緯度が高いが暖流により冬の気温が抑えられているロンドン、温帯の中では比較的気温の高い暖温帯である東京(正確には大陸に属していないが)、冬場に降水が少ないインドの北部などがこの気候に属している。

 そして、この気候もやはり南極大陸以外のどの大陸にも含まれているが意外にも占めている面積は小さく、特にアフリカ大陸やオーストラリア大陸では温帯の割合はかなり少ないほうである。

2.4 亜寒帯

 亜寒帯はましな寒帯と言うよりも冬が寒すぎる温帯と言ったほうが正しい気候であり、この気候は北海道なども含まれているがユーラシア大陸ではシベリアが有名である。シベリアはユーラシア大陸の北部の地域であり、冬場の気温が異常に下がることで有名で、特にオイミャコンでは最寒月の最低気温がマイナス50℃を下回ることも珍しくない。

 そして、意外かもしれないが亜寒帯の面積は非常に広く、細分化してみた時、全気候の中で最も面積の広い気候は亜寒帯湿潤気候(Df)である。この理由は亜寒帯湿潤気候は広大なシベリア(西部)とカナダの気候であるので必然的に広くなるからであり、更にもう一つの亜寒帯冬季少雨気候はカナダではほとんど見られず、シベリアの東部限定と言っても過言ではない気候である。

 また、この気候はユーラシア大陸と北アメリカ大陸のみと北半球のみに見られる気候であるが、この理由は南半球の大陸はそこまで高緯度側に伸びていない南アメリカ大陸とアフリカ大陸、オーストラリア大陸と極端に緯度の低い南極大陸しか無いためである。

2.5 寒帯

 寒帯は全気候の中で最も気温の低い気候であり、最暖月の平均気温でさえ10℃に達さないほどである。

 そして、寒帯に属している地域は大きく分けて2通りあり、単純に緯度の高い場所と標高が極端に高いところであり、後者の場合は緯度的には熱帯に位置していることもあるので最寒月の平均気温が東京よりも上回る場合さえもある。そのため寒帯は寒い気候と言うよりは気温が上がらない気候と言ったほうが正しいと思われる。

 そして、この気候はユーラシア大陸には勿論見られ、シベリアの北部のような緯度が極端に高い場所やヒマラヤ山脈のように標高の極端に高い場所で見られる。要するに緯度か標高が極端に高いところに見られる気候であり、前者の場合は年較差は小さく、後者の場合は大きくなる傾向がある。

 ちなみにこの気候はユーラシア大陸に占める割合は非常に小さく、他の大陸ではユーラシア大陸と同じように北アメリカ大陸では北部で見られ、南アメリカ大陸では高山部に見られる。

 また、オーストラリア大陸とアフリカ大陸にはこの気候は存在しておらず、逆に南極大陸はこの気候しか見られない。

 以上より、全大陸で見られる気候は以下の表のようになっている。

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 以上、ユーラシア大陸とその気候についてでした。