DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

赤道を跨いだ大陸 アフリカ

今回はアフリカ大陸について書いて行きたいと思う。

 

1. アフリカ大陸とは

アフリカ大陸は世界六大陸の一つであり、ユーラシア大陸に次ぐ面積を誇っており、その面積は3,000万平方キロメートルほどと世界の陸地の内の20パーセント程度の割合を占めている。

しかし、広大な面積を有している割には人口はあまり多くなく、大陸全体でも中国やインドの人口を下回っており、9,2億人程度しか居住していないものの意外にも人口密度は世界六大陸の中ではユーラシア大陸に次ぐほどでもある。

まあ、ユーラシア大陸以外の大陸は地形の関係上そこまで居住に適しているようには思えず南極大陸やオーストラリア大陸は氷や砂漠となっており、居住すること自体が難しいが...(オーストラリア大陸の大半は砂漠であるが海岸沿いは居住に適している)

 

そして、アフリカ大陸はタイトルにも書いたように赤道を跨ぐ形となっており、アフリカ大陸の中心はほぼ赤道直下で大陸の北端と南端は両者ともに緯度が30度ほどとなっている。

そのため、アフリカ大陸の気候は大陸全体で見ても温暖であり、アフリカ大陸は熱帯と乾燥帯が大半を占める形となっている。

このように全体的に見ても温暖な気候であるのでアフリカ大陸には他の大陸には見られないような動物が数多く生息しており、「アフリカ大陸と言えば野生動物」とイメージされる方も数多くいると思われる。

 

また、アフリカ大陸の赤道付近にはアフリカ最高峰であるキリマンジャロ山がそびえたっており、その標高は5,900メートルほどにも及ぶ。

そのため、赤道直下(南緯3度)にあるのにもかかわらずキリマンジャロ山は富士山のように冠雪しており、麓は熱帯で気温が年がら年中高いのにもかかわらずキリマンジャロ山の山頂の温度は標高から考慮すると麓と比較して35.4℃程低い計算となる。

なのでキリマンジャロ山の山頂はケッペンの気候区ではおそらく寒帯に属していると考えられ、アフリカには熱帯, 乾燥帯, 温帯, 寒帯の4つの気候区があると考えられる。

そして、この気候区については次章で話していきたいと思う。

 

 

 

2. アフリカの気候

アフリカ大陸は先ほども書いたように南北の緯度がそれぞれ30度強となっており、赤道を挟んだ形であるためアフリカ大陸にはキリマンジャロ山のような極端に標高の高いところを除くと大半は緯度の低い熱帯や乾燥帯となっている。

そして、アフリカ大陸は赤道付近の低緯度側が熱帯, 高緯度側が乾燥帯となっており、日本の大部分を占める温帯はアフリカ大陸にはほとんど見られない。

そのため、アフリカ大陸は世界で最も温暖な大陸と言っても過言ではなく、同じく赤道を挟んだ南アフリカ大陸は南端の緯度が比較的高いので温帯はアフリカ大陸と比較すると多くなっている。

けれどもアフリカ大陸, 南アメリカ大陸の両大陸には亜寒帯に相当する場所は見られず、亜寒帯はユーラシア大陸と北アメリカ大陸の2大陸にしか見られず、そのため南半球には亜寒帯は存在せず、南極大陸は全体が最暖月の平均気温が10℃を下回っている寒帯となっている。

 

以上がアフリカ大陸の気候について大雑把に書いたが今度は赤道から順を追って書いて行きたいと思う。

アフリカ大陸の中央、つまり赤道直下の気候は熱帯雨林気候となっており、降水量, 気温ともに年がら年中高くなっているが熱帯雨林気候は意外に少なく、冬に降水量の少ないサバナ気候がかなり多くなっている。

サバナ気候は熱帯雨林気候を挟む形で存在しており、サバナ気候の冬の降水量が少なくなる理由は後述する中緯度高圧帯が原因となっており、中緯度高圧帯は亜熱帯に形成される巨大な高気圧である。

そのため、アフリカ大陸では草原が広がっている地域では乾燥, 干ばつがしばしば起こっており、そのことが動物にとっては過酷な条件を生み出している。

例えば草食動物であるカバが肉を食べる原因も干ばつであるとも言われており、実際に干ばつが起こると草が不足するためにカバも肉を食べなければならないのではないかとも考えられている。

まあ、カバが肉を食べる理由は干ばつ以外にもたくさんありそうであるが...

 

また、サバナ気候よりも高緯度に進むと亜熱帯地域となり、モンスーンが吹かないところは中緯度高圧帯の影響を年がら年中受けることになるので乾燥帯を形成することとなる。

アフリカ大陸で有名な乾燥帯と言えばアフリカ大陸の北部に位置するサハラ砂漠であり、サハラ砂漠はまさにこの中緯度高圧帯の影響をもろに受ける羽目となる。

そのためアフリカ大陸の北部は世界最大の砂漠が形成されることとなり、その面積は日本の国土面積の27倍にも及ぶと言われ、緯度がほとんど同じアラビア半島にも巨大な砂漠が形成されている。

また、サハラ砂漠とアラビア半島の緯度は沖縄県やインド半島と大体同じぐらいであり、緯度的にも亜熱帯に砂漠が形成されることが分かるが沖縄やインド半島は砂漠にはなっていない。

その理由はこれらの地域にはモンスーンと呼ばれる季節風が吹いており、この季節風が湿潤をもたらしているからである。

 

とここまでが北半球についての説明であったが南半球では北半球とは季節が異なる。

どのように異なるかというと南半球ではサバナ気候の下に温暖冬季少雨気候が広がっており、更に最暖月の平均気温が22℃を上回らないCwb気候までも存在している。

その理由は南半球側の標高は北半球側と比較すると比較的高くなっている傾向があるからであり、標高が高くなると前述したとおり気温が下がるからである。

そのためアフリカ大陸の南側の気温は意外なほど低くなっており、地域によっては東京の夏の気温よりも低くなっている。

そして、更に南に行くと乾燥帯が広がっており、特に西岸側では乾燥が非常に厳しくなっている。

この理由はアフリカの南半球の西岸には寒流が流れているからであり、寒流が流れているということは上昇気流が発生しないことに直結し、そのため降水が起こらないからである。

しかし、アフリカ大陸は北のほうが広く、南が狭い形状をしているので温帯の面積は狭く、また日本のような温暖湿潤気候はほとんど見られない。

 

以上のことよりアフリカ大陸は熱帯と乾燥帯が広く、更にオーストラリア大陸ほどではないが乾燥した大陸であり、その理由は亜熱帯に相当する地域が比較的広く、更に赤道を挟んでいるからである。

 

 

 

3. アフリカの湖, 川

最後は油断となるがアフリカには非常に広大な湖と世界一長い川が存在している。

初めに湖について書いて行きたいと思うが湖はヴィクトリア湖であり、ヴィクトリア湖はスペリオル湖に次ぐ世界第二位の面積を誇る淡水湖であり、湖全体で見たとしてもカスピ海, スペリオル湖に次ぐ68,800平方キロメートルもの面積を有する。

そして、ヴィクトリア湖は赤道付近に位置しているために降水量が年がら年中多く、ナイル川の水源の一つとなっている。

しかし、広大な面積と多い降水量を有しているのに対して湖の深さは意外なほど浅く、最も深い場所でさえ水深100メートルを下回っている。

 

また、前述したようにヴィクトリア湖はナイル川の水源の一つとなっており、ナイル川の二大支川の内の白ナイル川の水源となっている。

白ナイル川はもう一つの支川である青ナイル川と合流し、火星の直径とほぼ同じ長さである6,650キロメートルもの長さのナイル川を形成することとなる。

ナイル川は赤道付近から北緯30度を超える地中海まで流れることとなり、その長さは世界一であるが流域面積はアマゾン川のほうが広くなっている。

そして、このナイル川はサハラ砂漠を流れることとなっているのでサハラ砂漠に莫大な恵みをもたらすこととなり、「エジプトはナイルの賜」と呼ばれるほどである。

 

このようにアフリカには巨大な湖や極めて長い川があり、巨大な湖, つまりヴィクトリア湖は間接的に砂漠に恵みをもたらしていることとなっている。

 

 

 

以上、アフリカ大陸についてでした。