DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

生物の分類 爬虫類編

今回は生物の分類について書いて行きたいと思う。

今まではクジラはウシ目であることやアシカはネコ目であることについて書いてきたが今回は爬虫類をメインについて書いて行きたいと思う。

 

1. ワニと恐竜

前回の記事では恐竜と鳥について書いてきたが今回はワニを交えた話をしていきたいと思う。

ワニの外見は図鑑に載っている恐竜のような外見をしており、恐竜の一種ではないかと思えるが実際には違う。

では、全く無関係かと言うとそうではなく、恐竜とワニの間には大きな関係性がある。

実はワニと恐竜は同じではないものの非常に近縁であり、進化の系統では隣に並ぶほどである。

よく鳥類とワニは近縁であると言われ、実際にワニ肉は鶏肉と非常によく似た風味であると言われているがこの理由は前回も書いたように鳥は恐竜の子孫(=恐竜である)であることと関連しており、進化の図で書くと以下のようになっている。

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このように、鳥類とワニの共通先祖は非常に近い所におり、かなり近縁であることが分かる。

 

ところで恐竜と言うと非常に多様な種がおり、鳥類にも同じぐらい、いやそれ以上に多様な種がいるがワニの種はどうなっているのだろうか?

実はワニの種は極めて少なく、現在ではたったの3科23種しか存在しない。

ワニと言うとアリゲーターとクロコダイル、およびガビアルの3科がいることで有名だがさらに細分化しても種が多様になることは無く、鳥類や恐竜(絶滅したけど)と比較するとあまりにも勢力が小さい。

これから見るとワニと言う種はあまりに多様性が無いように見えるが実は古代には意外にも様々な種のワニが生息していた。

例えば恐竜すら捕食するデイノスクスや草食ワニであるシモスクスと言うワニさえもいたほどである。

しかし、これらのワニは絶滅し、現在生息しているワニの種はかなり少ないものとなった(古代のワニの種が多いかは分からないが...)。

 

このようにワニと恐竜は近縁であるが他の爬虫類はと言うと...

 

 

 

2. ワニ以外の爬虫類

ワニ以外の爬虫類と言うとトカゲ, ヘビ, カメなどが思いつくがこれ以上思いつくと言う人はあまりいない。

何故かと言うと爬虫類と言う分類はかなり大雑把であり、一説によると哺乳類でも鳥類でも魚でもない生物を爬虫類としようと言う考え方で分類されたという説がある、つまり爬虫類は余りものであるとされていたとも言われていたからである。

実際にワニとヘビは同じ爬虫類であるが生物学的にはそこまで近くはなく、言うまでも無く鳥類とワニよりかは遠い。

まあ、ワニとヘビ、ワニと哺乳類ではワニとヘビのほうが近縁ではあるが...

 

ここまで聞くと爬虫類とは何なのかと言いたいところであるがここで脊椎動物の進化の系統について少し話していきたいと思う。

脊椎動物の進化の順番としては初めに魚類が分岐し、その後は両生類が分岐した。

この後は魚類-両生類-爬虫類-鳥類-哺乳類と言われているように爬虫類が分岐したが実際には哺乳類と爬虫類が分岐している。

そして、爬虫類側に着目すると初めにトカゲとヘビが分岐し、その後はカメが分岐し、最後に恐竜とワニが分岐して恐竜の子孫が鳥類と言う形となっている。

この分岐を図を用いて表すと

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このようになっており、五大脊椎動物は鳥類だけが異端となっているように見える。

これはこの図から解釈すると鳥類は爬虫類ということとなり、鳥類は五大脊椎動物から降格をしなければならず、爬虫類の中の鳥類と言う分類になってしまう。

ここまでは鳥類と爬虫類についての話であったが今度は恐竜と恐竜に似た生物について書いて行きたいと思う。

 

恐竜の名前には「~サウルス」と言う名称が良く使われているがあのサウルスの意味は実はトカゲを表しているのである。

しかし、上記にも書いたようにトカゲと恐竜は比較的離れており、恐竜はワニはおろかトカゲよりもカメのほうに生物学的には近い。

これはおそらくではあるが外見だけならトカゲと恐竜は似ていると認識されている、または爬虫類はどれも似たもの同士であるという概念があるからだと考えられ、実際にコモド島に生息しているコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)と言うトカゲは初めて発見されたときには恐竜と見間違えられたほどである。

勿論、恐竜とトカゲはとりわけ近縁と言う訳ではなく実際に恐竜とトカゲには進化の系統図を見る限り関連性は薄く、トカゲと近縁な生物はヘビであり、ヘビはトカゲが足を無くすように進化した生物である。

ちなみにトカゲやヘビは有鱗目(ゆうりんもく)に分類されており、ワニや恐竜, 鳥類は主竜類に分類されている。

 

また、古代には恐竜のような巨大爬虫類が数多く生息しており、「巨大爬虫類=恐竜」のような概念が広まっているが実際には大きく違う。

古代に生息していた巨大爬虫類と言うと恐竜以外には翼竜, 首長竜などが挙げられるがあれらは誤解されがちだが恐竜ではない

翼竜は生物学的にはワニよりも恐竜に近い生物であり、恐竜とは非常に近縁ではあったものの恐竜であるかと言うとそうではなく、翼竜が進化しても鳥類になることは決してない。

また、首長竜に至っては恐竜とは全く近縁ではなく、むしろヘビやトカゲに近縁な生物であり、外見だけ見ると恐竜に似ているが実際には恐竜とは全く関係がない生物である。

しかし、「首長竜=恐竜」と言う誤解は非常に起こりやすく、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄ですら間違えたほどである。

また、竜脚形類と言う首が長い草食性恐竜(ブラキオサウルスなど)もよく首長竜と勘違いされることがあるが無論首長竜ではない。

※1980年公開のドラえもん大長編「のび太の恐竜」であるがここでの恐竜はフタバスズキリュウと言う首長竜のことであり、実際には恐竜ではない。

 

このように古代の爬虫類には「竜」と言う名称が入っているために勘違いが生じやすく、竜は巨大な爬虫類を意味しているだけであり、全員が近縁と言う訳ではない。

 

何故か恐竜の話になってしまいましたが今回はここで終了します。

 

 

 

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