DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

動物の鳴き声 実は象の鳴き声は聞こえない

今回は動物の鳴き声について書いて行きたいと思う。

動物の鳴き声と言うと犬は「ワンワン」、猫は「ニャーニャー」と言うイメージが強いが実際に他の動物がどのように鳴くのかは知られていない。

そこで、今回は3種類の動物の鳴き声について書いて行きたいと思う。

 

1. 象

象と言うと陸上に生息する動物の中で最も大きな動物であることが知られており、また知力も高い。

どれほど高いかと言うと

  • 絵を描くことが出来る
  • 恩を感じることが出来る
  • 死を理解する
  • ひどい目に遭わされたら復讐をする

などであり、象を助けたら恩返しされたという実例がある一方で象を殺したりするとその後...

と言うほどであり、この象を殺した人がどうなったかについてはあまり想像したくない。

 

それはさて置き象の鳴き声と言うと一般的には「パオーン」で知られているが実はあれは間違いであり、象の鳴き声は超音波を使っているために人間に聞き取ることは不可能である。

人間が聞き取れる音は一般的には20~20,000 Hzほどと言われており、超音波と言うと20,000 Hz以上の超高振動の音のイメージが強いが反対に20 Hz以下の音も超音波と呼ばれている。

振動数を増やすと音が高くなっていき、個人差はあるが15,000~20,000 Hzぐらいになるとついに聞こえなくなる。

その一方で振動数を減らしていくと反対に音が低くなっていき、20 Hzを下回るとやはり聞こえなくなる(鍵盤で一番低い音で27.5 Hzと言われている)。

そして、象の鳴き声は20 Hzを下回る超低周波音と呼ばれるものであり、象には聞こえるが人間に聞き取ることは不可能であり、この鳴き声は単なる鳴き声ではなく、言語のように使われており、10 km離れた所にいる象にも伝えることが出来るほどである。

このように象の鳴き声は聞き取ることが不可能ではあるが象の鳴き声であると考えられている「パオーン」とは何なのだろうか?

 

それは象の威嚇音であり、この鳴き声をされているということは象に敵意を持たれているということとなる。

つまり、象に良く接している場合にはこの鳴き声を聞くことは無く、逆に象にパオーンと鳴かれた場合は即座に退却しないと象に攻撃される可能性が非常に高いのである。

このことより、象の鳴き声はあまりにも低すぎて聞くことはできず、「パオーン」は鳴き声ではなく威嚇音なので正直聞きたいものではない。

 

 

 

2. キリン

キリンと聞くと首の長い動物のイメージがあり、高さだけなら象を上回っています。

そして、キリンはその体長の長さゆえに心臓から全身へ血液を流すためには重力に負けない大きなパワーが必要であり、キリンの血圧は最高値で260 mmHg, 最低値でさえ160 mmHgと言われている。

キリンの最高血圧はエベレスト山頂の大気圧をわずかに上回っているほどであり(エベレスト山頂は3分の1気圧, つまり253 mmHgほどである)キリンの血圧が相当高いことが分かる。

また、キリンは睡眠時間が極端に短いことで知られており、一日の睡眠時間はわずかたったの20分程と言われており、この理由はその体形故に外敵に襲われると危険であるためだと考えられている。

このようにキリンはかなり極端な動物であるが次は本題であるキリンの鳴き声について書いて行きたいと思う。

キリンの鳴き声はと言うと普通に考えても想像できないがこれは当然であり、キリンが鳴くことはめったにないからである。

実際にキリンが鳴く場面は非常にまれであり、動物園でさえもキリンが鳴くことに遭遇することのほうが稀なぐらいである。

では、キリンがなんて泣くかと言うと「モー」であり、牛と非常に似通った鳴き声である。

実際に今から十数年前に放送されていた「トリビアの泉」でこのことは紹介されており、今から五十数年前にキリンが鳴いた記録が残されている。

 

ちなみにキリンは牛と同じく偶蹄目であり、比較的牛とは近縁な関係にあるために納得いくと言ったら納得いくとも言えよう...(若干無理があるが)。

では、キリンは牛とどれぐらい近いかと言うと豚よりかは近く、羊よりかは遠い程度である(羊は牛と「科」単位で同じであり、キリンとは「科」は同じではない)。

このように牛とキリンは比較的近縁ではあるが「目」が異なる動物でも似たような鳴き声のものもある。

 

 

 

3. シマウマ

最後にシマウマについて書いて行きたいと思う。

シマウマと言うと馬の仲間であり、奇蹄目に属している動物であるが鳴き声に関しては馬の鳴き声とは全く違う。

ウマの鳴き声は「ヒヒーン」で有名だがシマウマはあまり鳴くことが知られておらず、鳴かないか、または馬と同じように「ヒヒーン」と鳴くようなイメージがある。

しかし、シマウマの鳴き声は以外ではあるが「ワンワン」であり、犬に非常によく似たものである。

実際にシマウマの鳴き声を音だけで聞くと犬のものと間違えるほどではあるが犬とシマウマは生物学的には別に近くはない。

犬の「目」は食肉目であり、ここに属している動物は犬以外には「猫」「熊」「ハイエナ」「アザラシ」などであり、シマウマの属している目である奇蹄目は「馬」「サイ」「バク」のみしかいない。

つまり、シマウマと犬の鳴き声が似ているのは単なる偶然であり、特に犬とは関係ないものの実は馬は牛よりも犬のほうに生物学的には近いのではないかと考えられており、牛と馬は蹄を持っているものの平行進化をしているだけであり、特に近縁とは言えないのである。

 

 

このように動物の鳴き声には意外性があるので面白いが鳴き声がある動物は哺乳類と鳥類だけしか知らず、爬虫類などに鳴き声があるのかどうかは非常に気になります。

ちなみに昆虫は鳴いているように見えるが実は鳴いているのではなく、羽の振動音であるので別に鳴き声があるわけではない。