DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

外来種と食物連鎖 何故外来種は危険なのか

今回は外来種について書いて行きたいと思う。

外来種とは本来その地域に存在しない生物のことであり、外来種が流入することで生態系が破壊されることが多々ある。

最近の例ではヒアリが有名であり、ヒアリが海外から流れ着いたことで日本は一時期大騒ぎになった。

では、ここから本題に入っていきたいと思う。

 

1. 食物連鎖とは

食物連鎖とは捕食者, 非捕食者の関係を表す概念である。

そして、この食物連鎖は非常に複雑であり、単純な考え方では通用しない。

食物連鎖では一般的に最下層に植物が存在しており、そしてその上に草食動物、さらに上に肉食動物が存在していると考えられがちだが実際には大きく異なり肉食動物の上には更に異なる肉食動物が存在していたり雑食動物も当然ではあるが存在しているため相当複雑である、

更にお互い食われ食われつの関係にある動物も存在する上に象のようにあまりにも強すぎて捕食されることの無い草食動物もいるため生態系は食物連鎖では表すことが出来ないとも考えられる。

実際に生態系は機械の構造のように複雑であり、更に完全にその方向に進むことも無く、その上で絶妙なバランスが保たれているためにこれに手を加えることは非常に危険である。

 

では例を挙げていきたいと思う。

食物連鎖的な考えだと草はインパラやカバに食べられ、そしてインパラやカバはライオンに食べられるため、カバが完全な草食動物であるとカバとインパラは同列のように思える。

しかし、カバは肉を食べることも極まれ(最近はそうではないが)にあるため、インパラもカバに食べられることもあり、更にはカバはライオンと比較すると圧倒的に強いため、ライオンがカバに返り討ちにあう可能性のほうがライオンに倒されるよりかは圧倒的に多い。

このことより、食物連鎖をピラミッドで表すことは不可能であるとも考えられる。

 

一応食物連鎖のほんの一部をピラミッド状で表しました

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左図のように考えるとライオンはカバ, インパラを捕食し、カバ, インパラは草を食べることとなる。

この連鎖の場合だと一方通行であるが実際には右の図のほうが近く、更にライオンはカバに返り討ちに会う場合が多い上にインパラもカバに捕食されるので左の図のようにはいかなくなる。

更にこの図も一部を表しただけであるために実際の生態系とは大きく違い、実際の生態系は地域全体が一つの超複雑なシステムになっているため図で表すことは実質不可能である。

 

実際に生態系に手を加えると大変なことになり、その例を書いて行きたいと思う。

かつて、ヨーロッパでは鹿を保護するために狼を駆除した過去があり、確かにこれだと鹿が狼に捕食される心配はないので鹿にとっては安全である。

けれども人類はここで生態系の複雑性と鹿が繁殖することを考慮していなかったため、鹿が増えすぎる問題については予想外であり、実際に捕食が無くなると鹿が一方的に増えるだけであった。

そして、鹿が増えすぎたことにより、鹿が食べる草の量も当然ではあるが増えることになり、結果として草の量は激減し、そのため餓死する鹿の数も急増した。

つまり、以上のことをまとめると鹿を狼から守るためにした行為がかえって多くの鹿を餓死に追い込む結果となったため、一見鹿のことを思った行為もこのような形となったため、生態系に手を加えることは非常に危険である。

そして、その後はどうなったかと言うと鹿の数が激減したことにより、草の数は回復し、また狼のほうも数が戻り、最終的には元の通りに戻ったそうです。

このように生態系は変なものを入れない限り、よほどのことが無いと完全に崩壊することも無く、修復するためある意味生態系全体が一つの生物のようにも思えます。

しかし、外から変なものを入れてしまうと...

 

 

 

2. 外来種の襲来

先ほどは生態系について書いたが実際に恐ろしいことは外来種であり、外来種が侵入すると生態系が完全に崩壊する危険性もあります。

その理由は生態系は先ほども書いたように非常に複雑であり、例えるなら一つの生物のようにも見えるが実際に生態系の中に今までいなかった生物を入れると今まで捕食されなかった生物が捕食されたり、また、巡り巡って生物をあらぬ方向で崩壊させる可能性もあるためである。

そして、生物は生態系のことを当然ではあるが考えていることは無く、本能のみでその地域で暮らしているがこの本能だけであってもバランスが上手く保たれているため、生態系は壊れません。

けれどもこのシステムには外来種は入っておらず、当然ではあるが外来種も本能だけで暮らしているためにシステムに合わないことをやらかすことにより、生態系が崩壊し、このことが外来種が恐ろしいとも言えます。

実際に免疫システムで例えるとインフルエンザウイルスに感染しても免疫があるため、よほどのことが無いと死に至ることは無いがもし、未知のウイルスに感染すると免疫が無いために対抗することが出来ず、結果として死に至ります。

このことは生態系にも見事なまで当てはまり、生態系は人体、外来種を未知のウイルスに相当します。

 

以上のことより外来種は未知のウイルスに当てはまり、未知のウイルスが非常に危険性の高いものであるとわずかな量であっても簡単に死に至るため、危険性の高い外来種の場合だと少数の場合でも生態系を破壊する可能性がある。

しかし、重要なことは外来種も本来その場所に侵略したいわけではなく、勝手に連れてこられただけであるので第一に考えなければならないことは外来種をその場所に連れて行かないようにすることである。

 

 

 

以上生態系と外来種についてでした。