DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

原子, イオン, 分子の語尾 実はヘリウムは間違った命名である

今回は原子についている-iumのような名称について書いて行きたいと思います。

 

1. -ium

初めに-iumについて書いて行きたいと思います。

例えばゲルマニウム(Germanium), ナトリウム(Sodium)のように原子にはかなり-iumで終わる名称が多く、この語尾には何か意味があるようにも思えます。

実はこの-iumには金属原子に付けられる語尾であり、この語尾がつけられている原子は原子番号が小さい順に並べると

2. He (Helium)

3. Li (Lithium)

4. Be (Beryllium)

11. Na (Sodium)

12. Mg (Magnesium)

13 .Al (Aluminium)

19. K (Potassium)

20. Ca (Calcium)

の順になっており、2番のヘリウムの以外は全て金属原子となっております。

これだけ見るとヘリウムも金属のように見えますが実はヘリウムは名称自体が間違っており、本来なら別の名称がつけられるべきなのです。

まあ、この話は少し置いといて金属について話していきます。

 

金属は自由電子が金属結晶内を動き回っており、金属原子は陽イオンの状態となっています。

つまり、金属は酸化されていない状態のものでも陽イオンの状態となっており、他の物質と反応すると金属としての性質が失われ( 自由電子が結晶内を動き回らない)、ただの陽イオンとなります。

このように金属原子は陽イオンの状態で常に存在しているため現在では-iumは陽イオンの意味でつかわれているのです。

例えばアンモニア(Ammonia)分子に水素イオンが配意結合をするとアンモニウムイオン(Ammonium)と言う陽イオンになりますがこのイオンは金属とは全く関係が無いのにもかかわらず語尾がiumで終わっており、

また、水分子に水素イオンが配意結合をするとヒドロニウムイオン(Hydronium)になりますがこちらも金属ではない単なる陽イオンであります。

 

ここまでは-iumが陽イオンの意味で使われていると書きましたが今度はそのついてである陰イオンについて書いて行きたいと思います。

陰イオンの語尾は-ideで終わり、塩素(Chlorine)が陰イオン化したものは塩化物イオン(Chloride)と呼ばれ、語尾のineがideに変わっております。

また、陰イオンでなくても陰性原子も-ideで終わっており、例えば酸化数がマイナス2である酸化物もOxygen→Oxideになっており、

酸化数がマイナス3である窒化物もNitrogen→Nitrideになっております。

 

つまり、iumとideは対になっているとも見れ、

iumは陽性の物質を、ideは陰性の物質を表しています。

 

ちなみに日本語ではNaClを塩化ナトリウムと呼んでおり、陰性物質のほうから読んでおりますが英語ではSodium Chlorideと逆に陽性物質のほうから呼称しています。

 

 

 

2. -on

先ほどはヘリウムの名称について少し触れましたが次はこのことに関連する物質について書いて行きます。

この世の中にはほとんどの物質と反応しない原子が存在しますがこれらの原子は18族原子と呼ばれております。

18族原子にはヘリウム, ネオン, アルゴン, クリプトン, キセノン, ラドン, オガネソンの7種類が存在し、これらの原子を英名で書いて行くと...

2. Helium

10. Neon

18. Argon

36. Kripton

54. Xenon

86. Radon

118. Oganeson

であり、ほとんどの原子の語尾はonでありますがただ1つだけonで終わっていない原子があります。

それはヘリウムであり、ヘリウムだけがiumで終わっているがこれは先ほど書いたように陽イオンを表しております。

では、ヘリウムが陽イオンになりやすいのかと言うと実はそのようなことは全くなく、むしろこの中で最も陽イオンになりにくい物質であります。

18族原子は他の物質と反応しないと書きましたが原子番号が大きくなるにつれて最外殻の電子が原子核とは遠くなるため、キセノン当たりともなると陽イオン化することもあります。

しかし、ヘリウムが陽イオンになるかと言うとそのようなことは全く報告されておらず、ヘリウムは原子の状態で非常に安定しています。

 

ここまで書くとヘリウムには陽イオンの要素が全くないのにも関わらず、何故か語尾がiumで終わっていますがこの理由はヘリウムが金属と勘違いされたことであり、本来はiumの要素は全くありません。

ヘリウムは太陽に含まれており、そのため太陽神であるヘリオス(Helios)が名前の由来となっているが本来18族はonが語尾になるので正しい名称はヘリウム(Helium)ではなく、ヘリオン(Helion)になるべきであったのです。

つまり、ヘリウムは単に名前が勘違いでつけられただけであり、ヘリオンが本名?であるのです。

 

 

 

3. -ine

今度はineについて書いて行きます。

語尾がineで終わる原子は18族の隣にある17族の原子のことであり、17族に含まれる原子はフッ素(9), 塩素(17), 臭素(35), ヨウ素(53), アスタチン(85), テネシン(117)の6原子であります。

そして、これらの原子を英語で書くと

9. Fluorine

17. Chlorine

35. Bromine

53. Iodine

85. Astatine

117. Tennessine

であり、こちらは例外なく語尾がineで終わっております。

 

ちなみに17族はハロゲンと呼ばれており、ハロゲンは安定な閉殻構造(最外殻電子が8つの状態, ただしK殻を除く)と比較すると電子が1つ足りないために電子を1つ取り入れて安定になる性質、つまり陰イオンになりやすい性質があります。

 

 

 

4. -gen

最後にgenについて書いて行きます。

水素はHydrogen, 窒素はNitrogen, 酸素はOxygen呼ばれていますがこの-genは「素」に対応しています。

では、このgenはどのような意味で使われているかと言うと「~を生み出す」と言う意味であり、例えば水素は水(Hydro)を生み出すため水素、酸素は酸(Oxy)を生み出すために酸素と呼ばれております。

しかし、これは言うまでも無く誤りであり、水素は酸素が無いと水が生成しませんし、酸素が無くても酸化することは多々あります。

けれども水は確かに水素が無いと生成しませんし、酸素は実際に酸化させる作用があるために現象の一部から取られたとも言えます。

 

そして、窒素について書いて行きたいと思いますが窒素の場合だと

窒=NitroとはならずにNitroは硝石を意味しております。

硝石の中には窒素が含まれており、確かにこれも一部から取られたものですが日本語の窒素の「窒」は窒息の意味であり、窒素だけでは呼吸ができないためにこのような名称となりました。

つまり、Nitrogenを日本語訳すると「窒素」ではなく「硝素」となるのです。

 

 

 

参照記事ですwww.rigelultragiant.com

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