DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

有毒生物は原始的? そして、無毒生物にも危険な生物が...

今回は有毒生物について書いていきたいと思います。

前回までの記事ではイモガイ、蛇、クラゲのように限定的な生物について書きましたが今回は抽象的、即ち広範囲について書いていきたいと思います。

 

1. 有毒生物

この世の中には数多くの有毒生物がおり、例を挙げるなら蜂, ムカデ, タランチュラ, 蟻などの節足動物やクラゲ, イソギンチャクなどの海洋生物がおります。

そして、脊椎動物にも有毒なものは多く、代表的な生物に蛇, フグなどがいます。

 

しかし、恒温動物、即ち鳥類, 哺乳類で有毒な生物と言うものはあまり聞かず、有毒生物はいないのではないかと思われます。

確かに今まで書いた生物は全て変温動物であり、変温動物には有毒な生物がごまんといますが恒温動物で有毒な生物と言って思い浮かぶことはほとんどありません。

では、恒温動物に有毒生物はいないかと言うとそうではなく、数は極めて少ないですが恒温動物にも有毒な生物はいます。

 

1.1 有毒な鳥類

鳥類と聞くとカラス, ハト, スズメ, ワシ...等かなり思い浮かびますがこれらの生物には当然毒はありません。

では、有毒な鳥類は何かと言うとピトフーイと言う鳥であり、この鳥は赤道に近いニューギニア島に生息しております。

ピトフーイはスズメ目に属している鳥であり、このように書くと一見スズメに近縁な鳥のように思われますが「目」と言う単位は非常に広く、このスズメ目は鳥類界では最大の範囲を占めている目であります。

これは哺乳類で言う所の「ウシ目」や「ネコ目」に相当し、

ウシ目はラクダやキリン, 牛, 鹿, カバなどが含まれている極めて大きい目であり、クジラやイルカもこのウシ目に分類されております。

つまり、同じ目でも外見はシャチと鹿のように全く異なるものもいるため一概には近縁とは言えません。

 

話は元に戻りますがスズメ目にはスズメとピトフーイ以外にもカラスも含まれており、ピトフーイは分類では「スズメ目スズメ亜目カラス上科」に分類されており、スズメと言うよりもカラスに近い鳥であることが分かります。

では、このピトフーイの毒とはどれほどの威力かと言うとかなりのものであり、毒の成分は「ホモバトラコトキシン」と言い、毒の種類としては神経毒に当たります。

神経毒は蛇毒の種類にもあり、蛇毒の中では最も危険なものであります。

どのような毒かと言いますと神経を麻痺させる作用があり、最終的には呼吸器系や心臓が止まるタイプのものであります。

つまり、ピトフーイの毒が体内に入ると毒蛇に咬まれた時と同じような症状が発生し、最悪命にかかわる危険もあります。

 

このように鳥類には毒を持つものなどいないと思われがちですが実際には毒を持つものも非常に少数ですが存在し、その威力も相当なものとなっております。

まあ、日本には有毒な鳥類は生息していないので安全ですが...

 

 

1.2 有毒な哺乳類

鳥類の次は哺乳類となりますが哺乳類の中にも非常に数が少ないですが有毒な生物はいます。

一般的な哺乳類は先ほど書いたようなネコ目やウシ目がおりますがこれらの生物の中には有毒なものは一切いません。

実は進化を繰り返した哺乳類には有毒なものはおらず、原始的な哺乳類の中に有毒なものが少数存在しています。

 

その動物はカモノハシであり、カモノハシは非常に原始的な哺乳類で哺乳類と書きましたが遺伝子的には哺乳類と鳥類と爬虫類の間にいるような非常に混沌な遺伝子を持っております。

生物の進化上、同じ恒温動物でも鳥類と哺乳類は全く関係が無いので何故このような生物がいるのかは謎であります。

※鳥類は恐竜から進化したのに対して哺乳類は恐竜とは全く関係のない原始的な爬虫類(単弓類)から進化したため関連性は全くない。

 

そのことはさておき、現実に存在するキメラ(Chimera, あらゆる生物を混ぜ合わせた架空の動物。キマイラとも)、カモノハシは哺乳類?でありながら卵を産み、更にオスの爪には毒が存在します。

実はカモノハシはオスのみに毒が存在しており、このことは蜂とは真逆とも言えます。

そして、この毒の威力は極端に強いわけではないが決して弱くはなく、犬程度なら死に至らしめるほどの威力はあります。

人に対しては死に至らしめるほどではないものの非常に強烈な痛みを生じ、絶対に浴びたくないものと言えます。

ちなみにカモノハシはオーストラリア東岸に生息しており、ピトフーイと同等に生息範囲の狭い動物とも言えます(固有種?)。

 

 

このように有毒な生物は数は極めて少ないものの恒温動物にも存在しており、哺乳類の場合は原始的な種類だけであり、この理由は進化が進むにつれて哺乳類は毒を持つ必要性が無くなったと考えられ、この理由は恒温動物の場合は持久力があるので毒を使うよりも逃げたほうが効率的であると進化に有利であると考えられています。

つまり、恒温動物に限っては今後、よほどのことが無い限り有毒な生物は発生しないと考えられます。

 

 

 

2. 毒とは違うが

先ほどは毒について書きましたが今度は毒ではないものの体内に入ってはいけないものについて書いていきたいと思います。

例えば犬に噛まれたときは病院に行かなければならないがその理由は犬に噛まれたことによる傷と言うよりも犬に噛まれたことで有害なものが体内に入るからであります。

当然、犬には毒は無いが人体に無害なわけではなく、犬の口の中には人体に有害なものが多く含まれており、その有害なものとは感染性のある細菌やウイルスなどであります。

特に恐ろしいものは狂犬病ウイルスであり、このウイルスに感染すると潜伏期間内は安全だがそれを過ぎるとほぼ致死量が100%となります。

勿論他にも危険なウイルス, 細菌, 寄生虫もおり、狂犬病以外の有害生物でも命を落とすことも考えられ、そこまではいかなくても放置すれば熱が出る恐れもあります。

 

当然ではあるが犬以外の無毒生物でも噛まれたら有害な生物がほぼ入り、もし噛まれたならば傷が浅くても病院に行かなければなりません。

しかも、無毒生物による害は高等な生物だけには限らず、昆虫類で言えば蚊にも当てはまります。

蚊に刺されると痒くなるがあれは蚊に毒があるわけではなく、勘違いされがちだが蚊は有毒生物ではありません

痒くなる理由は蚊の唾液が原因であり、蚊の唾液がアレルギー反応を引き起こすために痒くなります。

確かに唾液だけなら放置すれば比較的早くに治りますが唾液の中に有害な生物(マラリアなど)が含まれていると大変なことになります。

 

このように無毒生物によっても有害なことになることは数多くあるが有毒生物との違いは有毒生物の場合は相手を倒したり、自分の身を守るために有毒器官が実際にあり、発達しているが無毒生物の場合は毒で相手を倒そうとする器官は無く、偶然有害な生物が相手の体内に入っただけであります。

そのため、無毒生物と有毒生物では対処法が異なり、有毒生物の場合は決まった毒であるので対処はある程度できるが無毒生物の場合は偶然の事故であるので対処が難しく、ある意味では無毒生物のほうが脅威とも言えるでしょう。

 

 

 

参照記事です

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