DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

冬のダイヤモンド 冬は明るい星が多い

冬になると明るい星が多く見え、冬の大三角、オリオン座などが見えますが

冬のダイヤモンドと言うマイナス1等星~1等星までの星6つが作り上げる6角形が出来ます。

そして、今回は冬の星空について書いていきたいと思います。

 

1. 冬の大三角形

冬の大三角形は冬に見える3つの恒星を繋ぎ合わせてできる三角形であり、

  1. シリウス
  2. プロキオン
  3. ベテルギウス

の3つの星により構成されています。

これらの星の明るさは夏の大三角形の星よりも明るく、どの星も0等星以上の明るさであります。

特にシリウスは太陽を除くと全天で最も明るい恒星であり、その明るさはマイナス1.47等と限りなくマイナス2等星に近い明るさであります。

そして、シリウスは太陽系に近づいているので更に明るくなり、最大でマイナス1.64等と本当にマイナス2等星になります。

ちなみにマイナス1.47等は全天で二番目に明るいベガ...

ではなくカノープスのちょうど2倍ほどの明るさであり、シリウスの明るさが他の星を圧倒していることが分かります。

ちなみにシリウスは太陽系に非常に近い星であり、東京都から見える星の中では最も近い恒星で唯一10光年以内にあります。

また、シリウスから見た太陽も当然1等星...

ではなく、せいぜい1.9等星程度にしか見えず、シリウスの明るさが太陽よりも明るい(23倍)ことが分かります。

 

また、プロキオンも太陽系から近く、11.4光年と東京都から見える星の中ではシリウス、エリダヌス座εについで近い星であります。

そして、プロキオンはシリウスよりも実際の明るさも暗く、太陽の7倍程度しかありませんが距離が近いため、0.34等と全天で8番目の明るさを誇ります。

 

最後にベテルギウスについて書きますがベテルギウスはシリウス、プロキオンとは比較にならないほど明るく、距離も500光年ほど離れています。

そして、地球から見た明るさも0.42等とプロキオン並みに明るく、絶対等級はマイナス5等を超えており、さそり座のアンタレスとはよく比較されます。

ちなみに恒星としては最期の状態であり、近々超新星爆発を起こすと考えられており、寿命が尽きかけているため表面温度は低く、かなり赤い色をしているので非常に目立ちます。

 

このように冬の大三角形も夏の大三角形と同じように

「2つの恒星は非常に近いが1つだけかなり遠い」

と言う共通点があり、似ているとも考えられます。

まあ、夏の大三角形のほうがどの恒星も遠くにある傾向がありますが...

 

 

 

2. 冬のダイヤモンド

冬の再三角形以外にも冬の星座には冬のダイヤモンドと言われる六角形も作ることができ、冬の星空は非常に明るい星が多いことが分かります。

冬のダイヤモンドを構成する星はシリウスから時計回りに

  1. シリウス
  2. プロキオン
  3. ポルックス
  4. カペラ
  5. アルデバラン
  6. リゲル

であり、この六角形の中にベテルギウスが存在しています。

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ここで、黄色い線は冬のダイヤモンド緑の線は冬の再三角形を表しています。

図では1等星以上の恒星しか書いていませんがベテルギウスとリゲルはオリオン座であるので簡単に見つけられ、そして、カペラは最も北にある明るい星であるので判別は容易にできます。

また、ここで書いた色は星の表面温度を表しており、

シリウス、リゲル = 青白

プロキオン = 白

カペラ、ポルックス  = 黄色

アルデバラン、ベテルギウス = 橙色

に見えます。

 

ちなみにこれらの星が良く見える時間帯をベテルギウスが南中する時間と考えると

12月2日の1時

12月17日の0時

1月1日の23時

1月16日の22時

1月31日の21時

となります。

 

また、これらの星の距離はと言うと

  1. シリウス(8.6光年)
  2. プロキオン(11.4光年)
  3. ポルックス(33.8光年)
  4. カペラ(42.8光年)
  5. アルデバラン(66.6光年)
  6. リゲル(863光年)
  7. ベテルギウス(497光年)

となっており、大半の距離は太陽から近く、リゲルとベテルギウス以外の星は太陽を肉眼で観測できるほどの距離しか離れていないもののリゲルとベテルギウスだけは格段に遠く、リゲルに至っては太陽の光が100倍になっても見えないほど離れています。

それでもリゲルの明るさは冬のダイヤモンドの中では3番目に明るく、ベガと大差ないほどの明るさとなっております。

この理由はリゲルの明るさが他の星を圧倒しており、絶対等級に換算すると

マイナス7等、つまり太陽の50,000倍以上の明るさであるからです。

この明るさは銀河系全体から見ても極めて明るく、地球から肉眼で見える恒星の中でも16番目に明るい恒星であります。

※リゲルより明るい恒星は「天体ソフトCelestia」によると

y Car, ρ Cas, P Cyg, x Car, θ Mus, 3 Gem, ν Cep, P Car, ρ Leo,

Alnilam, 3 Pup, α Cam, b Vel, μ Cep, HD 75276

となっております。

 

このように一見同じような明るさで見える星も実際の明るさは大きく異なり、これらの星が絶妙な距離にあることで地球の星空を形成しています。

 

 

余談だが12月になっても20時ぐらいまでは夏の大三角形を観測することは可能です。

 

 

 

参照記事

www.rigelultragiant.com

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