DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

実は非常の頑丈な蜘蛛の糸 実用化がなされれば

今回のテーマは芥川龍之介の短編小説にも出てくる蜘蛛の糸についての話です。

芥川龍之介の話では蜘蛛の糸を用いれば地獄から抜け出せる話でしたが実際の蜘蛛の糸も非常に頑丈であり、人がぶら下がっても耐えられるほどの強度があるそうです。

では、蜘蛛の糸についての話をしていきたいと思います。

 

1. 蜘蛛とは

蜘蛛の糸の話をする前に蜘蛛という生物について話していきたいと思います。

蜘蛛は足が八本あり、虫とは言われているものの昆虫ではない生物として真っ先に挙げられる生物であります。

昆虫は頭部・胸部・腹部の3つの部分に分けられるかつ足が6本生えている生物のことでありますが蜘蛛の体は頭部と腹部の2カ所にしか分かれていない上に足が8本も生えているため昆虫とは呼ばれません。

しかし、蜘蛛は一般的には「虫」と呼ばれています。

 

では、「虫」と「昆虫」の違いは何なのでしょうか?

実は虫は定義が無いといっても過言ではなく、「獣、鳥、魚、その他海に生息している生物」以外の生物であり、言ってみるならば余りもののような存在であります。

例としては脊椎動物であるのにも関わらず、虫偏がついている蛇がおりますが蛇は獣でも鳥でも魚でもない上に陸地に生息しているので(海蛇もいるが)虫として扱われていたことが分かります。

そして、蛇は爬虫類に属しているが爬虫類と言う字を見ると「這う虫」の意味であるので爬虫類も虫扱いされていることが分かります。

しかし、現在となってはさすがに脊椎動物が虫扱いされることは無く、虫扱いされている昆虫以外の生物は蜘蛛意外には百足、ミミズ、ナメクジのような無脊椎動物に限定されています。

 

 

ここまでは「虫」についての説明をしましたが今度は蜘蛛についての説明に入っていきたいと思います。

蜘蛛は節足動物門鋏角亜門クモ網クモ目に属する生物であり、ここでいう「網」とは脊椎動物における哺乳類や爬虫類に当たる部分であり、「クモ」と言う時点で哺乳類に匹敵する広さに当たるのです。

そして、蜘蛛と言ったら

  • 巣を作る
  • 糸を出す

と言うイメージが強いですが蜘蛛の中には巣を作らないタイプの蜘蛛も存在し、「アシタカグモ」という超大型の蜘蛛は巣を作ることはありません。

そして、アシタカグモはゴキブリの天敵である上に人間には害が一切ないためゴキブリ退治には最適な生物とも言えます。

しかし、外見はとんでもなく大きい蜘蛛なので見た目はかなり怖く見えるので蜘蛛を取るかゴキブリを取るかの二択になりますが...

 

そして、巣を作る蜘蛛の話になりますが蜘蛛の巣は非常に頑丈であり、うっかりかかってしまうとなかなか取れない上に結構大きな蜘蛛が巣の中で待ち伏せをしているのでかかってしまうと相当なトラウマになりそうな上に蜘蛛の巣はかなり発見しずらく、更によく見ると意外に見かけ、かかる確率も意外なほど高いので蜘蛛の巣がありそうな場所では十分気を付けたほうが良いです。

 

更に一部の蜘蛛の中には毒を持つ種類も存在し、「タランチュラ」が特に有名です。

タランチュラの毒はかなり強力で、刺されると非常に危なそうなイメージがあるが実際の毒性はそこまで高くなく、タランチュラに咬まれたからと言って死に至ることはありません。

しかし、タランチュラよりも強力な毒を持つ蜘蛛が日本にも生息しており、「カバキコマチグモ」と「セアカゴケグモ」と言う蜘蛛がそれに当てはまります。

カバキコマチグモの毒性は非常に強く、毒の致死量はどの蛇よりも高いと言われ、大変危険そうに見えますが毒を注入する量は極めて低いため、この蜘蛛による死者は現在のところいないです。

しかし、毒の威力は極めて強いため、刺されたら大変なことになるのは想像に難くなく、イネ科の植物に巣を作るため、それらの植物に接触する際は気を付けましょう。

そして、セアカゴケグモのほうはと言うとカバキコマチグモよりも危険性が高く、オーストラリアでは死者が出た事例があります。

しかもこの蜘蛛は本来日本には生息していない外来種であり、船によってオーストラリアから侵入し、その後生息域を爆発的に広めていったのです。

その上この蜘蛛は建物の隙間、公園のベンチの下などと言うように接触する機会が多い所に生息しているので会う機会も比較的高いです。

しかし、日本におけるこの蜘蛛による死者は現在の所報告されていないのでそこまでは広がっていないことが分かります。

 

このように外来種は非常に脅威となることがあるのでこの手の事故は無くなってほしいと思います。

 

 

 

2. 蜘蛛の糸

ここまでは蜘蛛についていろいろ書きましたが今度は蜘蛛の糸について書きたいと思います。

蜘蛛の糸と言うと一回絡みつくとなかなか取れない印象がありますが取れない理由は非常に頑丈な構造をしているからです。

実際に蜘蛛の糸は想像を絶するほど頑丈であり、鋼鉄よりも頑丈であることが立証されているほどであります。

そして、頑丈なだけではなく、伸び縮みもすることが可能である上に重さも軽い、そして耐熱性も強いと言われています。

 

蜘蛛の糸の能力をまとめると

  • 鋼鉄の5倍の強度
  • 太さ1cmの糸で飛行機を捕らえることが出来る
  • ナイロンと同じぐらいの伸縮性がある
  • 質量は鋼鉄の6分の1
  • 300℃ぐらいの熱までは耐えられる

などの性質を持っており、軽いことと伸縮性は想像できるが

超硬度、耐熱性までは想像が出来ず、まさに夢のような材質であることが分かります。

 

ここまでくると蜘蛛を養殖し、蜘蛛の糸を量産すれば世界が変わる!

と言いたいところだが蜘蛛は共食いをする生物の代表として挙げられるほどであるので養殖をすることは極めて難しく、結局蜘蛛の糸の量産化は不可能であった。

 

と思われたが蜘蛛の糸を人工的に作る技術は可能であり、実際に試作品が出来ているほどなのです。

つまり、これからは蜘蛛の糸による商品が出回り、蜘蛛の糸が全世界に萬栄する可能性も高いです。

 

一見あまり頑丈そうに見えない蜘蛛の糸も実は非常に頑丈であり、生物が編み出したものは人工物よりもはるかに優れたものが他にも多数あるかもしれません。

なんせ生物は何千万、何億年もかけて進化してきていますし...

 

 

 

一応アシタカグモとゴキブリに関する記事を載せておきたいと思います。

www.rigelultragiant.com