DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

砂漠の発生要因と危険性

今回の記事は砂漠について書いていきたいと思います。

砂漠と言うと一年中雨の降りづらい地域のことであり、大変乾燥しています。

そして、実は砂漠ができる場所はある地域に集中しています。

 

1. 砂漠と発生場所

砂漠とは気候の1つであり、乾燥帯の中でもかなり過酷な状態のことを指します。

乾燥帯は寒帯ではない乾燥地域のことであり、降水量が乾燥限界と呼ばれる数値を下回っている気候のことを指します。

そして、乾燥帯は降水量によって大きく2つに分けられ、

あまり過酷ではない乾燥帯のことをステップ気候と呼び、

非常に過酷な乾燥帯は砂漠気候と呼ばれています。

 

実は南極や北極も降水量が極めて小さいために砂漠と呼ばれることもあり、実際に南極大陸は世界一大きい砂漠とされることもありますが気温の関係上乾燥帯とは呼ばれずに寒帯とされています。

まあ、気温を考えるとどう見ても寒帯ですが...

 

そして、砂漠がある地域を見てみるとアフリカ大陸北部のサハラ砂漠、アラビア半島、ゴビ砂漠、アメリカ西岸付近、オーストラリア大陸...

となっており、今挙げた地域は全て砂漠気候に属しています。

そして、これらの地域は全て緯度20~30度あたりに位置しており、極端に高緯度の地域では寒帯を除いて砂漠気候は存在しません。

実はこの事実は偶然起こったわけではなく、気象の関係上このようになっているのです。

 

ではなぜそうなるかと言うと初めに赤道付近に注目していきたいと思います。

赤道付近は太陽からの光が一年中高角で受けることとなり(赤道では66.6~90度)年がら年中気温が高い状態が続きます。

そして、この強烈な太陽光が空気を暖め、温度の高い空気は軽いために上昇気流を作り、上昇気流が生じる地域の気圧は低くなるため赤道付近では雨が降りやすい気候となります。

そして、この時上がった空気は徐々に冷やされていき、緯度30度付近で下向きの流れとなり、下降気流を生じ、下降気流が生じる地域の気圧は高くなるために雨が降りづらく、乾燥した地域となります。

 

つまり、緯度30度付近で砂漠が多い理由は下降気流が生じやすい地域であり、下降気流によって高気圧に覆われるため雨が降らない地域となるのです。

 

よって、緯度30度付近では大規模な砂漠が生じるわけですが日本の緯度30度付近は別に砂漠にはなっていなく、むしろ雨もきちんと降っています。

日本の緯度30度付近と言えば鹿児島県から南の地域でありますが何故これらの地域は砂漠にならないのでしょうか?

その理由は梅雨前線が通ったり台風が通ったりするため降水量が多くなり、更に周りを海に囲まれているために大陸のような気候にならないためです。

そして、先ほど挙げた地域はいずれも大陸の中にあり、特にサハラ砂漠やアラビア半島に至っては同経度の北緯0度の地域に海が無いために台風が当然発生しないためにまとまった雨と言う物も降ることも無く、世界一乾燥した地域となっているのです。

 

ちなみに北緯60度ほどでも上昇気流が発生するために雨(と言うよりもここまで高いと雪になりそうですが)が降りやすく、そして、極点ではまた下降気流が発生するため乾燥します。

つまり、南極や北極の降水量が少ない理由も砂漠と同じわけであるのです。

 

 

 

2. 砂漠の特徴と危険性

砂漠の特徴と言えば何といっても雨が降らないことであるため、水には相当気を付けなければなりません。

砂漠は常に乾燥し続けているため雨が降ることも少なく、一回砂漠に迷ってしまうと脱す症状に陥り、やがて死に至ることも数多くあります。

しかし、砂漠での一番の死亡原因はむしろその逆であり、溺死であります。

どういうことかと言うと砂漠には普段枯れているワジと言う枯れ川が存在しており、普段は雨は降らないが数年に一度の割合で大雨が降り、その時発生した水がワジに流れ込むことで鉄砲水となり、この鉄砲水が信じられないほどの速度で流れるために溺死するのです。

これは砂漠の土地は極めて水を吸収しにくくなっているために起こることも拍車をかけています。

このように砂漠では水が一番の脅威となっており、しかもその原因が一般で考えられるイメージの真逆のものとなっているのです。

 

そして、他に恐ろしいことは気温差であります。

砂漠の温度は極めて暑いイメージがあり、実際に世界最高気温も砂漠で出ており、その温度は58.8℃にも及びます。

ここまで行かなくても砂漠の日中の温度は40℃越えが当たり前となっており、50℃をも超えることさえもあります。

しかし、夜になると気温は極端に下がり、氷点下にさえ達することもあります。

要するに砂漠の昼夜の気温差はとんでもなく大きく、このことが非常に脅威となっております。

では、何故そのようなことになるかと言うと太陽の光を遮るものが無く、昼になると太陽光をもろに受け、そして夜になると逆に太陽からの光が全て出て行ってしまうために極寒の寒さになるのです。

 

そして他の脅威は砂にあり、当然ではあるが砂は健康にかなり害を及ぼし、砂嵐は嵐の名の通り本当に嵐のごとく押し寄せ、こうなると死者が出てもおかしくない状況となりうるのです。

 

このように砂漠には危険が常に伴っているためできれば行きたくないがもし実際に行くとなると

  • 絶対にワジの上は歩かない
  • 寒暖差が激しいため防寒具も用意し、夜は絶対に歩かない
  • 砂嵐対策のゴーグルなども用意する
  • 危険な生物(サソリなど)がいる地域では厚靴等で防護する
  • 同じ景色が続くので星などの目印を覚えておく

等が挙げられます。