DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

飲酒をしすぎるとなぜ危険か? そして、他のアルコールはどうなのか?

今日は酒の特徴と何故飲酒をしすぎると危険になるのかを書いていきたいと思います。

 

1. アルコールと酸化

お酒はアルコールと呼ばれることがありますがアルコールとは炭素原子に-OHが結合した有機化合物のことであり、理論上は無限通りのアルコールが存在します。

また、アルコールの中のOHはヒドロキシル基と呼ばれ、水酸化物イオン(OH-)とは大きく性質が異なり、ヒドロキシル基はOHのO-H間の結合が本当にわずかではあるが切れ、弱酸性を示しますが(まあ、ほぼ中性だが)、水酸化物イオンはアルカリ性を示すイオンであります。

 

そして、お酒と言えばエタノールのことであり、エタノールは全アルコールの中で二番目に簡単な構造をしており、CH3CH2OHで表すことができます。

ちなみにエタノール(Ethanol)の名前の由来はエタン(CH3CH3, Ethane)+アルコール(OH,Alcohol)の合成語です。

 

そして、アルコール度数と言う言葉をよく聞くがアルコール度数とは「その飲料の体積に対してエタノールの体積がどれほど含まれているかを表す度数」であります。

つまり、アルコール度数が10%の場合は体積の9割がエタノール以外の物質で1割がエタノールであることを示しています。

また、アルコールは燃える性質があるのでアルコール度数の高いお酒に火をつけたりすると大惨事になります。

まあ、アルコール度数の高すぎる酒は次の理由があり命にかかわることがあるが...

 

では、何故過度な飲酒が危険であるかを書きたいと思います。

エタノールと言う物質は酸化されると別の物質に変わる性質を持っており、この性質はエタノールのみならずほとんどのアルコールが持っている性質であります。

 

そして、エタノールはどのように変化するかと言うとまずアセトアルデヒドと言う物質に酸化された後に酢酸と言う物質に酸化されます。

ここで危険な物質はアセトアルデヒドであり、二日酔いの原因となります。

そして、二日酔いが無くなる訳はアセトアルデヒドが酢酸に酸化されるからであり、酢酸はお酢に含まれる物質でそこまで有害な物質ではありません。

つまり、お酢とお酒は似たような物質であり、飲んだお酒は最終的にはお酢となって排出されることになります。

ここまで書くとアセトアルデヒドに気を付ければいいように見えるが体質によってはアセトアルデヒドが分解されにくいこともあり、そのような体質ではアセトアルデヒドが体内に残存しやすくなるため頭痛が長続きすることもあります。

そのような体質の場合は飲酒はやめたほうがいいと思います。

また、過度な飲酒もアセトアルデヒドが大量に発生するので最悪の場合死に至る危険性さえもあります。

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要するにアセトアルデヒドが酢酸に酸化されれば良いわけです。

 

 

ちなみにアルコールの中には1段階しか酸化されないものや全く酸化されないものも存在します。

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このようにOH基に結合した炭素原子に炭素が2つ結合したアルコールは1段階の酸化しか起こらず、3つ結合したアルコールは酸化すら起こりません。

 

 

 

2. 最も簡単なアルコールは危険

先ほどはエタノールについて書きましたが今度はメタノールについて書いていきたいと思います。

メタノールはCH3OHで表される最も簡単なアルコールであり、よくアルコールランプに利用されることで有名です。

しかし、メタノールはかなり危険なアルコールであり、致死量はエタノールをはるかに下回っております。

何故かというと別にメタノールが危険な物質であるわけではないがメタノールが酸化されるときに生成する物質がかなり危険なものとなっているからです。

では、何が生成するかと言うとホルムアルデヒドとギ酸です。

ホルムアルデヒドは保存役として有名なホルマリンとして使われており、一般的にホルマリンはホルムアルデヒドが37%含まれております。

そして、ギ酸は漢字で書くと「蟻酸」と表記されるようにアリの毒に含まれる有毒な物質であります。

つまり、アリの毒はメタノールが酸化されたものであり、メタノールを飲むと変な言い方だがアリに刺されまくったような感覚に落ちるということです。

まあ、ホルムアルデヒドも有毒なので何とも言えないが...

 

ここで着目したいのが最終生成物の違いであり、エタノールの場合だとそこまで有毒ではない酢酸であったがメタノールの場合は有毒なギ酸となるので最終的な状態にまで酸化されたとしても有毒な状態となっています。

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このように酸化されてしまえばもう無毒な状態にできないためにメタノールはどうやっても毒となり、実際にメタノールを飲酒して死亡事故につながることも数多く起こっています。

 

他のアルコールの事例は知らないが人体に有毒な物質はほとんどの物質であるので安全なアルコールはエタノールぐらいだと思います。

まあ、エタノールも飲み過ぎるとアセトアルデヒドまみれになって危険ですが...

 

 

 

以上のことよりお酒に含まれているエタノールは飲み過ぎると有毒なアセトアルデヒドが残留して、このアセトアルデヒドが脳の機能を低下させて、最悪の場合、死亡事故につながることもあります。

なのでアルコールはほどほどにしといたほうが良いと思います。