DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

ヨーロッパは北海道よりも北にある しかし、気温はと言うと...

今日はヨーロッパの気温について書いていきたいと思います。

 

1. ヨーロッパの位置

ヨーロッパはユーラシア大陸の北西部に位置している地域であり、世界の発展の中心となってきた地域であり、世界の中心であると言っても過言ではありません。

現在の経済の中心はアメリカですがアメリカの住民はイギリス系が最も多くを占めているためやはりヨーロッパ(と言うよりもイギリス)が中心となっていると考えられ、実際に世界共通語として扱われている言語も話者が一番多い中国語ではなく英語となっているのです。

そして、経度(東西)で0度となっている所はイギリスのグリニッジ天文台であり、イギリスが世界の中心となっているような節が見られます。

 

では、南北的にヨーロッパはどこに位置しているかと言うと日本よりもずっと北に位置しています。

ヨーロッパと言うとあまり寒いというイメージが無いために南北的には日本と大して変わらないように見えますが実際には最も南に位置しているスペインですら北緯が40度程あり、日本で言うと秋田県ほどの緯度であります。

そして、北ともなると緯度が60度を超え、ヨーロッパの中でも最北端となるアイスランドでは北極圏(北緯66.6度以上、白夜と極夜が存在する)に達するほどの緯度となっています。

 

つまり、ヨーロッパはどの国でも東京都よりも緯度が高く、北海道ですらヨーロッパの中でも南に位置しているのです。

 

しかし、ヨーロッパはそれほど北に位置しているのにも関わらずあまり寒いという印象が無く(まあ、アイスランドともなると寒いが)実際の気温もそこまでは高くはありません。

では、ヨーロッパの気温はどれほどでしょうか?

 

 

 

2. ヨーロッパの気温

ここまではヨーロッパは相当北に位置していると書きましたが実際のヨーロッパの気温はどれほどでしょうか?

ここでヨーロッパの代表としてイギリス(ロンドン)の気温について書いていきたいと思います。

 

ロンドンは緯度が51度30分程と日本のどの地域よりも高く、北海道の緯度すらも軽々と驚愕しています。

 

では、どれほど気温が低いかと言うと...

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このような感じとなっています。

この表を見ると気温の平均値が氷点下に達する日が全くなく、北海道よりも高緯度にも関わらずこのような結果となっております。

 

では、ロンドンよりもはるかに緯度が低い札幌(北緯43度4分)はと言うと

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このような感じとなっており、ロンドンの冬よりも札幌の冬の温度のほうが圧倒的に寒く、氷点下に余裕で達しています。

しかし、夏の気温は札幌のほうが高くなり、札幌はイギリスに比べて寒暖差が激しいことが分かります。

ちなみに年の平均気温は札幌のほうが低いです

修正 : 12月の最低気温はマイナス4.1度です

 

これよりイギリスは緯度が高いのにもかかわらず低緯度の札幌よりも気温が高いですが更に低緯度の東京(千代田区,北緯35度強)と比較すると...

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ここまでくると冬場でもロンドンの気温を上回りますが...

なんと1月と2月の最低気温はロンドンを下回っており、最低気温は夜に出るので東京の冬の夜はロンドンの冬の夜よりも過酷ということになります。

東京の緯度はロンドンから見ると比較にならないほど低いが冬の夜の気温は東京のほうが寒いという謎の現象が発生しており、東京23区の緯度が高いかと言うと言うまでも無く低く、特にロンドンよりも寒くなる要因はありません。

 

一応グラフを載せておきます

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これは最高気温です(赤:東京青:札幌紫:ロンドン)

冬は東京よりも若干低い程度の気温だが夏は札幌よりも涼しくなります。

 

そして、最低気温はと言うと...

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冬の気温は札幌が圧倒的に寒く、東京の気温でさえロンドンを下回ることがあるが夏場はやはりロンドンのほうが涼しいです。

 

では、何故イギリスの気温は高いかと言うと...

 

 

 

3. 原因は海流!

ロンドンの緯度は相当高く、冬至の南中高度はたったの15.1度ほどしか無く、直角に当たった時の26%ほどの光しか浴びていないことになります。

これだと極寒の冬になるはずだが実際には東京よりも若干寒い程度の温度となっています。

では、何故このような温度になるかと言うと西岸に北大西洋海流と言う暖流が流れており、この暖流がイギリスの気温を上げています。

たがたが暖流だと侮っては行けず、北大西洋海流は熱帯地方の海の気温をイギリスまで流しており(実際はイギリス以上)、もしこの暖流が無かったならイギリスの冬は北海道以上に厳しいものとなってしまうのです。

 

そして、ロンドンの夏の気温は先ほども書いたように北海道よりも涼しく、夏至での南中光度は61.9度と直角に当たった時の88.2%ほどとなっていますがこれはあくまで最も高い時の南中高度なので平均するともっと低くなり、気温も下がります。

ロンドンの夏の涼しさはロンドンの本来の気温であると考えられ、そのため札幌よりも気温が下がるのです。

 

ちなみにここではロンドンについて書きましたがロンドンよりも南に位置するマドリードの気温も似たような傾向となっており(夏はロンドンよりも高い)、ロンドンの冬は暖流の影響を強く受けている傾向があります。

 

なお、ヨーロッパの中でも内陸に位置しているブダペストの気温はロンドンよりも寒暖差が激しくなっています。

 

 

タイトルでは「ヨーロッパは~」と書きましたがロンドンが中心となってしまいすみませんでした。

しかし、ロンドンはヨーロッパの中でも最も安定した地域であるため、ヨーロッパに旅行に行くならばロンドンが一番良いと思います。

正直、東京よりかは過ごしやすいところだと思いますし...

 

 

 

*平均気温はwikipediaを参照しました