DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

狂犬病の脅威 発症すれば生存率は0%!?

世界中にはとんでもないウイルスが数多くありますがその中でも特に脅威と言えるものに狂犬病ウイルスがあります。

そして、実は狂犬病は犬以外の動物からも感染をすることがあり、犬だけに気を付ければよいわけではないのです。

 

1. 狂犬病とは

 狂犬病は狂犬病ウイルスと言うウイルスから発生する非常に凶悪な性質を持つ病気であり、世界中で感染が確認されており、感染が確認されていない国は日本の他にイギリス、オーストラリア、ニュージーランド等少数であり、アメリカやカナダ、中国、韓国では感染例があり、南北関係なく感染例があります。

マラリアは熱帯地方に限定られるので狂犬病の感染範囲は大変広いことが分かります。

 

そして、現在の所日本での感染例はないものの昔は当然ではあるが感染が確認されていましたが最後の感染は今から61年前の1956年でありそれ以来感染例はありません。

しかし、上記でも書いたように狂犬病は世界中のありとあらゆるところで感染が確認されているので海外旅行に行くときは十分心にとめておかなければなりません。

 

 

ここまでは狂犬病の感染地域について書きましたが次は狂犬病がどのような生物に感染をしていくかを書いていきたいと思います。

狂犬病はウイルスが病原体となっているため特定の生物に感染をしますがこの特定の生物と言うのが哺乳類全体とかなり範囲が広いのです。

狂犬病と言う字の通り、犬に感染することで有名ですが犬は哺乳網ネコ目イヌ科の生物であるため当然ではありますが狂犬病に感染し、範囲が哺乳網であるため哺乳網サル目ヒト科である人間にも感染をし、それが脅威となっているのです。

哺乳類と言うと非常に範囲が広く偶蹄目(牛,豚,鹿,強いて言うと鯨も)、奇蹄目(馬,サイ)、ネコ目(犬、猫、熊、アシカ)と人間と関わりの深い動物(まあ、クジラやサイ、アシカは関わりがあるとは言えないが)にも感染するため狂犬病がいったん広まるとありとあらゆる哺乳類を崩壊させていくことになります。

そして、鳥類や爬虫類、魚類や昆虫には感染することは無いものの昆虫が感染の媒体となることもあるので哺乳類以外は安全だと考えることもできません。

 

以上のことより、狂犬病は感染する地域、生物の範囲が広くかなり蔓延しやすいとも考えられます。

 

 

 

2. 狂犬病に感染すると

狂犬病ウイルスが体内に侵入すると1か月ほどの潜伏期間を経たのちに症状が現れ、初めのうちは発熱,頭痛,嘔吐等の風邪のような症状が発生しますがこの後は痙攣,麻痺,幻覚,水や風に敏感になるという症状が発生した後、呼吸困難を引き起こしてやがて死に至ります。

この時の症状で水や風に敏感になると書いていますがこれは脳にウイルスが回ることによって引き起こされる症状であり、狂犬病と言う名はこの脳にウイルスが侵入、破壊が発生することによって精神状態が危うくなるためにこのような名がついています。

実際にこのような状態は非常に危険であり、狂犬病に感染した犬はこのような症状があるがゆえに攻撃的となり、次々と感染を広げていくことになります。

また、狂犬病ウイルスは少しのこと(引っ掻かれる、舐められる)で感染します。

 

そして、極めつけに恐ろしいことは狂犬病の致死率はほぼ100%であり、感染者が全員死亡したわけではないものの殆どの患者が死に至っており、年間50,000人もの死者数が出ています。

 

このように狂犬病は非常に脅威となりうる病であり、対策をしないととんでもないことになりますが次に主な感染経路と対策法について書いていきたいと思います。

 

 

 

3. 狂犬病を防ぐには

狂犬病は先ほども書いたように哺乳類全体に感染をするので感染経路は犬だけではなく、猫やコウモリなども感染経路となりうるのです。

実際に意外かもしれませんがコウモリによる感染経路もかなりメジャーであり、犬ではないから安心だという考え方は通じません。

しいて言うならば人間を傷つける可能性のある哺乳類全般が狂犬病の発症原因となる可能性があり、狂犬病の感染が確認されている国では哺乳類に傷つけられた時に対策をしなければ狂犬病にかかる可能性が十分考えられるのです。

 

では、どのように対策をすればよいかと言うとやはりワクチンが挙げられます。

実は狂犬病ウイルスは意外かもしれませんが弱いウイルスであるのでワクチンさえ打てば発症を必ず防げると言っても過言ではありません。

そして、ワクチンを打つタイミングは感染するまでの間であるので1か月以内に打てばよく、ワクチンを打つ時間は十分にあります。

ワクチンさえ打てば脅威は去るがなるべく早く打ったほうが良いので狂犬病が確認されている国で哺乳動物に傷つけられたら傷口を洗った後に病院で速やかにワクチンを打つことが最善策となります。

 

更に言うと狂犬病ウイルスがたとえ侵入しても発症率は半分程度である上に狂犬病ウイルスを持っている動物はそこまで多くないので意外なほど発症する率は小さくなります。

まあ、確率的には低くても発症しない保証はないので必ず病院でワクチンを打たなければなりませんが...

 

しかし、万が一発症してしまうとほぼ絶望的になってしまいます。

 

このように狂犬病ウイルスはウイルス自体は弱いもののウイルスの数が増えて発症した時には相当な量のウイルスが体内に蔓延しているために死亡率がほぼ100%となってしまうのです。