DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

赤道直下の気温はそこまで高くないが他の季節が存在する そして熱帯は安定しているからこそ怖い

今回は赤道の気候について書きたいと思います。

赤道の気温は異常に高くなるイメージがありますが実際には思ったほど高くなることはありません。

では、順を追って書いていきたいと思います。

 

1. 赤道は何故暑い

赤道は南極点、北極点から一番遠い箇所で緯度0度を通る線のことであり、周囲が40,078 kmもあります。

そして、赤道は地球上で最も平均気温が高いカ所であるがその理由は太陽の光が直角に当たりやすいためであり、高緯度になればなるほど太陽との角度が小さくなる、つまり太陽からの光を受けにくくなります。

地球の地軸は23.4度ほど傾いているので南中高度は夏と冬では大きく変わり、北緯35度の地点での南中光度は夏至の時は78.4度、秋分,春分の時は55.0度、そして冬至の時は31.6度となり、夏の時と冬の時では南中光度が大きく異なるために気温が変化する、つまり四季ができます。(ちなみに冬至と夏至の時ではエネルギー量も大きく異なり冬至の時は夏至の時の53%程度のエネルギーしか得られません)

 

しかし、赤道では南中高度も当然ではあるが上がり、秋分,春分の時は90度、夏至の時は北中高度が66.6度、冬至の時は66.6度になります。

ここで北中高度と書きましたが必ず南中するのは北緯が23.4度を超えた地点だけであり、それよりか下では北中する。つまり沖ノ鳥島(20度25分)では夏至近くでは北中するということになります。

 

とまあ、北中について書きましたが実は夏至の時の太陽光度は意外にも北緯35度の地点のほうが高く、日本の夏が熱帯の温度になるわけです。

しかし、ここで注目してほしいのは赤道直下では確かに太陽との角度は変わるものの最低でも66.6度、つまり直角の時の91.8%ほどのエネルギーを受けることになるため年がら年中太陽からの光を多く受ける羽目になるので日本で言う夏が延々と続くことになります。

北緯35度での太陽光は直角の時の52.4%ほどなので赤道の最低角度の時と比較しても相当エネルギーが小さいですし...

 

これが赤道が暑い理由であるが気温自体は太陽との角度の関係上日本の夏と大差はないので世界最高温度となることは決してありません。

 

ちなみに夜と昼の気温差は結構あるみたいなので赤道の冬は強引な言い方をすると夜であるとも言えます。

まあ、夜も暑いですが...

 

 

 

2. 赤道には他の季節がある

赤道直下では一年中太陽の光を多く受けることとなるので年がら年中夏の気温となりますが実は気温ではなく他の季節の分け方が存在します。

それは雨季、乾季であり、雨季は言うまでもなく雨の多い気候のことであり、乾季は雨の少ない気候のことであります。

そして、降水量から熱帯の気候は大きく3種類に分けられ、

一年中雨の多い熱帯雨林気候(Af)、雨季と乾季が明確に分けられるサバナ気候(Aw)、そして熱帯雨林気候とサバナ気候の間の気候である熱帯モンスーン気候(Am)があります。

 

ここでのAと言うのは熱帯であることを示しており、この分布はケッペンと言うドイツの気候学者が分類したものであり、日本は大部分が温帯に分類されるが一部は亜寒帯、そして一部は熱帯に分類されます。

 

先ほどは雨季と乾季が季節の分類と書きましたがあくまでサバナ気候だけが明確にあると言え、熱帯雨林気候は季節は実質ないものと考えられ、熱帯モンスーン気候も場合によっては無いものと考えられます。

 

ちなみにシンガポールは熱帯雨林気候に分類されるためにシンガポールでは季節の概念が無いと考えたほうが良いと思います。

 

 

 

3. 赤道付近に行くときの注意点

赤道付近は先ほども書いたように太陽からの光を一年中コンスタントに強く受けるだけであり、日本の夏程度の暑さになるだけです。

つまり、気温が40,50℃になるわけでは無く、むしろ1年中安定した暑さになるだけであり気温差がほとんどない地域と言ったほうが正しいと考えられます。

 

しかし、1年中暑いということは寒さに弱い生物にとっては天国のようなところであり、中には危険生物も含まれています。

分かりやすい生物としてはワニが挙げられ、ご存知の通りワニはかなり危ない生物であります。

つまり、熱帯地方(と言うよりはジャングル)に行ったときはワニのような生物がいるのでそこには気を付けなければなりません。

まあ、ワニはジャングルに生息しているのでジャングルに近寄らなければいいような気がしますが...

と思われていますが実はワニの中には海に生息している種もいるため海岸でワニに襲われた! と言う例も少数ではあるが確認されています。

 

まあ、ワニは分かりやすいが本当に危険なものとしてはマラリアなどの感染症が挙げられ、マラリアは熱帯地方に生息しているハマダラカによって媒介されるので蚊に対する対策と蚊に刺されたときの対処法が必須となります。

実際にマラリアによって死者が多数出ていますし...

言うまでもありませんがマラリア以外の感染症も数多くあるのでそちらの対策もしなければなりません。

 

このように熱帯地方の特徴は気温が高いというよりも安定しているというほうが正しく。哺乳類と鳥類以外の動物は全て(かどうかは分からないがほとんどの動物は)変温動物なので思った以上に変温動物が脅威となりうるのです。

 

もちろん気温も高いので熱中症への対策も必須となります。

まあ、気温自体は日本の夏程度なので極端に暑い!

と言う訳ではありませんが...