DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

何故熊谷市は暑くなるのか? 答えは複数ある模様

今回は日本の気温について書きたいと思います。

例年夏になると熊谷市、甲府市などが35℃を超えるようになるが何故沖縄ではなく熊谷が灼熱になるのでしょうか?

 

1. 暑くなる地形は内陸

夏になると決まって熊谷市や甲府市が35℃を超え、場合によっては40℃程になります。

しかし、暑いところと言えば真っ先に沖縄が連想されるが沖縄は意外に夏になっても気温が上がらず場合に...と言うよりも結構な頻度で札幌のほうが気温が高くなることがあります。

では、何故このようなことになるのかと言うと沖縄は周りが海に囲まれているが

熊谷は標高は低く(実は100m以上のカ所が無い)、関東平野の一部ではあるものの海からは相当遠く、内陸部にあるからです。

実は埼玉県は内陸県(海が存在しない県,  県以外に海がない都道府は実は存在しない)であり、秩父を除いた地域では標高はあまり高くないものの海からは遠いために内陸性の気候になっているのです。

 

海に近い所では気温が上がりづらく、そして下がりづらい海から遠い所の気温は上がりやすく、そして下がりやすいので海から近い所(銚子市など)の気温は夏になってもそこまで高くならず、逆に海から遠い熊谷,前橋,甲府などは灼熱となります。

 

 

では、何故海から近い所の気温の寒暖差は大してないが遠い所の寒暖差は大きいかと言うと海と陸では比熱が違うからです。

比熱は率直に言うと物質の温まりやすさの度合いであり、温まりにくい物質は比熱が大きいために多くの熱を加えないと温度が上がらないが比熱が小さい物質は少しの熱で暖まります。

例えば鉄を熱すると短時間でかなり熱くなるがあれは鉄の比熱はかなり小さいためであり、少しの熱を加えただけで温度が上がるためです。

 

これと同じことが気温でも言え、言うまでもないが水の比熱よりも陸(土や岩?)の比熱のほうが小さく、更に言えば水の比熱は「常温・常圧下での液体・固体では最大」であるのです。

つまり、水は地球上の液体・固体の中で最も冷めにくく熱しにくい物質であります

 

つまり、海岸沿いの地域では同じ量の熱が入ってきても水に吸収される上に吸収されても水の比熱の大きさから大して気温が変化しないのです。

しかし、内陸部となると海が近くにない、つまり土壌の比熱によって制御されるために昼は太陽の光で暖まりやすくなり、逆に夜は熱が逃げていくために温度が下がりやすくなるのです。

 

このような環境もあるため内陸部の温度は夏になると非常に高い気温となり、逆に冬になると相当寒くなります。極端な話だと南極と北極の気温差もこのことが原因で起こり、南極大陸の内陸部の気温が異常に低い理由は沿岸部から非常に遠く、内陸性の気温になる上に緯度も非常に低いため太陽からの光がかなり届きにくくなるためです。

 

これが熊谷,前橋,甲府の気温が高い理由の一つであるが当然他にも理由はあります。

 

 

 

2. 熱が運ばれてくる

2.1 ヒートアイランド現象

気温が高くなる原因として他に挙げられるものとしてはヒートアイランド現象があります。

ヒートアイランド現象とは都会で発生した熱が別の地域に流されていく現象であり、ここでいう都会とは東京都のことで東京都で発生した熱が南風によって熊谷市に運ばれていくわけです。

つまり、熊谷市が暑い原因の1つには東京都で発生した熱があり、言い方は良くないが熊谷市はとばっちりを食らっていることになっているのです。

可能性としてはほぼ0となるが東京都での活動が小さくなる、つまり東京都で熱が発生しにくくなると熊谷市の気温は今よりも低くなります。

 

2.2 フェーン現象

実はヒートアイランド現象以外にもフェーン現象と言う現象も熊谷市を灼熱にしており、フェーン現象とは山間部の上空を流れる空気の流れが下降気流によって下に押し下げられ、そのことにより熱が圧縮されることにより麓の気温が上がる現象のことです。

熊谷市はこのフェーン現象の影響ももろに受け、山間部である秩父山地の麓に熊谷市が存在するために熊谷市は圧縮された熱の影響を受ける羽目になります。

 

 

 

3. では暑さを回避するには?

以上のことより熊谷市の熱い理由は

  • 内陸部であるために冷めやすく、熱しやすい地形にある
  • 東京からの熱が流れてくる
  • 標高は大して高くないにもかかわらず山間部から圧縮された熱が流れてくる

の条件が偶然にも重なったためであります。

 

では、この暑さから少しでも回避するにはどのようにすればよいかと言うと打ち水が一番良いと考えられます。

何故打ち水かと言いますと打ち水をすると周りから熱を奪って水が蒸発するようになり、先ほども書いたように水の比熱は大きいために水が蒸発をするには相当な熱が必要となります。

熱が必要ということはそれほど多くの熱を周りから取ることとなり、周りの物質は比熱が小さいために温度が下がりやすくなるため、結果として気温が効率よく下がるわけです。

 

そして、この時気化した水が圧力差を生み出すこととなり、圧力差が出るということは空気の流れが生まれるようになるために風が発生し、結果として体感温度が下がることになります。

 

まあ、打ち水に関しては熊谷市以外でも有効であり、比熱が高い水を制することが気温を制するとも言えるのです。

 

しかし、水たまりを作るとボウフラなどが発生するので水はほどほどの量にするべきです。