DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

有毒生物とその対処法 毒蛇編

今回は有毒生物に関することについて書きたいと思います。

 

1. 神経毒と出血毒 

毒とは生物にとって有害になる物質のことであり、この世には多数の有毒生物が存在しており、毒を有するメリットはより簡単に相手を倒すことができる上に外敵に襲われたときに身を守ることもできることです。

そして、毒を持つ生物で有名なものとしては蛇がおり、世界中には多くの毒蛇が存在しています。

毒の種類も1種類だけではなく何種類もあり、毒蛇で有名な毒は神経毒と出血毒が挙げられ、これらの毒は主にタンパク質でできているのです。

 

初めに神経毒について書いていきたいと思います。

神経毒はその名の通り神経系に作用し、神経の伝達を阻害することにより筋肉に麻痺を及ぼすことで最悪の場合呼吸や心停止を引き起こし死に至ります。

神経毒の特徴は痛みは小さいものの即効性が高く、そのため極めて危険であり、死に至る確率も相当高いです。

そして危険であるということはこれらの毒を使う生物にとっては有利であるともいえるので半分以上の毒蛇はこのタイプの毒を有しております。

主にこれらの毒を持っている蛇はコブラ、ウミヘビなどです。

 

そして、神経毒と双璧をなす出血毒は血液凝固に作用するたんぱく質を破壊することで血液凝固を阻害したうえで血管の細胞を破壊する作用も持っております。

このようなことが起こると当然ではあるが出血が止まらないどころか血管まで破壊されるために体内でも大量出血が起こり、血圧低下や臓器不全が発生し、最悪の場合死に至ります。

こちらの特徴は神経毒と比較すると致死率は低いものの血管を破壊するために痛みはすさまじく、筋肉を壊死させるために例え一命を取り留めても壊死した箇所を切断しざるを得ない状況になる可能性が高いということです。

これらの毒を有する蛇はマムシ、ハブなどです。

 

結論から言うと危険性は神経毒のほうが高いものの痛さで言うと出血毒のほうが高く、神経毒は即効性は高いものの痛みは無く、逆に出血毒は痛みが激しい上に後々苦しむことになるため質の悪さでは出血毒のほうが勝っていると言えます。

 

ここまで書くと毒蛇は非常に恐ろしく、できれば遭遇したくないと思いますが山(ウミヘビは当然海)に行くと遭遇する可能性が高くなります。

しかし、毒蛇のほうも積極的に攻撃がしたいわけではなく、自衛のために攻撃をするためにこちらから攻撃をしなければ咬まれる心配もありません。

けれどもこちらがたとえ攻撃をする気でなくともうっかり踏みそうになったりすることが多く、このような状況になると嫌でも蛇が攻撃する状況となってしまいます

対処法としては蛇の牙が通らないような厚い靴を履くなど等がありますが万が一咬まれてしまったならば...

 

 

 

2. もし、毒蛇に咬まれたら

 もし毒蛇に咬まれてしまったならば大変なことになってしまいますが一番なってはいけない状況は慌てることであり、うっかり毒を吸い出そうとしてはいけません。

慌ててしまうと当然ではあるが脈拍が早くなると同時に毒の回りも早くなり、致死率が増えるだけになってしまいます。

また、毒を吸い出そうとする行為はデメリットのほうが圧倒的に大きく、吸い出すときは当然口で吸いだすため、吸い出したところで口に毒が回ることになり被害が拡大してしまうからです。

そして、縛ることも禁句で縛ると毒がその箇所にたまる上に酸素も欠乏するために壊死を促進させることとなり、出血毒の場合は手足を切断せざるを得ない状況になりやすくなってしまいます。

 

ではどうすればよいかと言うと冷静にかつ、なるべく早く医療機関に患者を運ぶことが最善策となります。

実際に蛇毒は素人がああだこうだできるものではなく、誤った方法で対処すると上記のような悪影響が出てしまいます。

つまり、山道を歩くことになった時はもうその時点で毒蛇に咬まれたときの対処ができるように心掛けなければなりません。

 

ここまで書くと対処法が無いと思いますが蛇毒に有効なものは血清であり、次はこの血清が何者かということを書いていきたいと思います。

 

 

 

3. 血清とは

 血清と聞くと薬のように聞こえますが実はかなり特殊な方法で作られた物質であるのです。

血清は血液が凝固する時にできる上澄み液のことであり、血液を採取すると固体部分と液体部分(血清)に分離し、これを更に遠心分離にかけると容易に血清(液体部分)を得ることができます。

そして、実は血清は毒蛇の毒から作られるものであり、毒蛇の毒を馬に少しだけ注入し、長い時間をかけて蛇毒に対しての抗体を作らせてから血清として取り出す方法を用いています。

この抗体が非常に効力を挙げ、蛇毒を弱めることにより毒を完全に無力にするか、またはほとんど効力を無くすことができるのです。

つまり、毒を以て毒を制すということわざの通りであり、毒を取り除くには同じ毒から作り上げた血清こそが真に効力を挙げると言ったところです。