DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

血液型とは? 世界的に見ると何型が多い?

今回は血液型について話したいと思います。

血液型と言いますと性格がああだこうだという話がありますがあれは言うまでもなく全くのデタラメなので信じないようにしましょう。

それはさて置き血液型とはいったい何なのかについて話していきたいと思います。

 

1. 血液型とは

血液型は人間の場合4種類あり、それぞれA,B,O,ABであります。

この分類の仕方は抗原と言う物により分類され、抗原はA,Bの2通り存在します。

言うまでもありませんがA抗原だけを持つものがA型、B抗原だけを持つものがB型、両方あるものがAB型、両方ないものがO型となります。

そして、血漿にはその血液型が持っていない抗原に対しての抗体が存在しており、A抗原を持たないものにはA型に対する抗体B抗原を持たないものにはB型に対する抗体を持っているため、A抗原を持たない血液(B,O)にA抗原を持つ血液を入れると抗体によって血液が溶けて死に至り、これはB抗原に対しても同じです。

つまり、輸血を行う際に重視される血液はO型であり、O型の血液には抗原が一切存在しないためどの血液に輸血しても抗体が反応することがありません。

そして、A型の場合はA抗原を持つA型、及びAB型に対しては輸血ができ、

B型の場合はB抗原を持つB型、及びAB型に輸血することができるのです。

しかし、AB型はA,B抗原どちらも持つためにAB型にしか輸血をすることができません。

 

逆に輸血をされる側の立場に立つとAB型は上に有利であり、どの血液型からも輸血をすることができます。

裏を返すとO型はO型以外の血液型からは輸血することができないのでこの点に関しては非常に不利と言えますが...

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相関図はこのようになっていますが言うまでもなく、同じ血液型からは輸血することは可能であり、緊急事態でもない限りたとえAB型でも同じAB型から輸血したほうがいいと思います。

 

では、次に世界の血液型はどのようになっているかを紹介したいと思います。

 

 

 

2. 世界の血液型分布

日本の血液型はA型が多いことで有名ではあるがその割合はどのようになっているのでしょうか?

答えはA型が38%、B型が22%、O型が31%、そしてAB型が9%となっております。

日本人はA型が多いことで有名ですが実際に4割近くもおり、B型も2割以上もいます。

このことより、日本で生活していた時に緊急事態で血液が足りなくなった時、ややA型が有利になり、B型が不利になることが分かります。

しかし、世界の分布は日本の分布とは異なり、全体的に見てもO型が多く、逆にどの国でもAB型が珍しい傾向にあり、中にはAB型がいない国も存在するほどなのです。

 

では、世界中の血液型について書いていきたいと思います。

ヨーロッパ圏ではA,O型の割合が多い傾向にあり、平均するとA型が45%、O型が40%と全体の85%ほどを占めており、逆にB型の割合は11パーセント程度と日本の半分程度しかおらず、AB型に至っては4%ほどしかいません。

また、オセアニア(まあ、オーストラリアですが)でも似たような傾向を示しており、A型が40%、O型が47%と全体の9割近くを占めており、逆にB型は10%、AB型に至っては3パーセントしかいません。

ヨーロッパとオセアニアの傾向は似ていますがヨーロッパのほうはA型寄りでオセアニア(オーストラリア)のほうはO型寄りであるのです。

ちなみに北アメリカでもオセアニアと同じような傾向が出ています。

 

これだけ書くとA型優位のように見えますが実はそうではなく、アジア中東ではA型とB型の割合は同じぐらいであり、中東ではA,B,O型がそれぞれ3割程度でありAB型が1割程度となっております。

また、アジアではA,B型が同じぐらいの割合で28%程度であり、O型が若干多く全体の37%程度であります。

 

そして、アフリカではO>A>B型となっており、それぞれ44,29,22パーセント程度とO型の割合が比較的多く、やはりAB型の割合は小さいのです。

 

ここまではA,B型も多く存在しているもののO型がほとんどの地域があり、そこは南アメリカであります。

南アメリカではO型の割合がどの国でも(調査された国)半分以上であり、特にブラジルとペルーでは100%O型であるのです。

 

 

これより世界中で見るとO型の割合が大きく、A型とB型を比較するとA型のほうが人数がいる傾向となっており、AB型はどの国でも珍しい傾向となっております。

ここで何故O型が多いかと言いますとO型は抗体が無いように最古の血液型と考えられており、O型の人種が世界中に散らばったために人数が多いと考えられています。

 

しかし、ここで疑問に思ったことがありませんか?

抗原を持つと血液が崩壊するデメリットが出てくるのでいっそ抗原を持たないO型だけにすればノーリスクハイリターンになるのではということです。

確かにこうすれば輸血も簡単に行えるし危険性もありません。

けれども生物の体はそこまで甘くなく同じものだけにすると弱点を突かれたときに何もできずに絶滅してしまいます。

A抗原にはA抗原のメリット、B抗原にはB抗原のメリットがあるのでもしこれを無くすと思いもよらない弱点を突かれて滅びる可能性もあり、このことに関しては無性生殖から有性生殖に進化したこととも大いに関係があります。

つまり、血液型の存在は必要があっての存在であるのです。

 

このことを覚えておけば外国で事故を起こし、血液が必要となった時にどの血液型が多いかで多少は役に立つと思うので一応参照にしてほしいと思います。

ブラジルやペルーだとオールOなので一応輸血できないことはありません。

現地人に限ってでの話ですが...