DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

牛の仲間は馬の仲間より圧倒的に多い! そして牛と馬は結構遠い動物でもある

 今回は久々に生物学について書いていきたいと思います。

比較的前に似たような記事を書きましたが生物の分類と言う物はいろいろな段階に分けられています。

そして、今回はそれに伴った生物の分類について話していきたいと思います。

 

1. 生物の分類法とは

地球上には非常に多様な生物が生息しております。

そしてその生物を分類する時にいくつかの段階を経て分類されます。

初めの分類はと呼ばれるものであり、ここで動物、植物、菌、原生生物...等を分類します。

そして、次の分類はと呼ばれるものであり、脊椎動物(魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)等を分類します。

門の次はであり、ここで哺乳類等を分類します。

その後は目、科、属、種の順に分類分けがなされ、その生物がどのような生物であるかを示します。

ちなみに犬と牛の場合だと網まで共通しており、牛と豚の場合だと目まで共通しているので牛と言う生物は犬よりも豚に近いことが分かります。

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このような感じになっており、個人的には目まで共通していたら比較的近く、科まで共通していたら相当近いと考えています。

なので今回は単位で考えていきたいと思います。

 

 

 

2. どのような生物が同じ目なのか?

今回の生物の分類は牛や馬の話なので哺乳類の話になります。

哺乳類は様々な種類がおり、牛や馬、犬、猫、猿、象、はたまた人まで含まれています。

そして、目に着目すると偶蹄目(ウシ目とも, 最近は諸事情があり鯨偶蹄目とも呼ばれる)、奇蹄目(ウマ目とも)、食肉目(ネコ目とも)、サル目、ゾウ目、...と哺乳類には様々な目が存在しています。

実は目によっては含まれている生物の数が全然違い、馬の仲間である奇蹄目はあまりおらず、それとは裏腹に牛の仲間である偶蹄目は数多くいます。

奇蹄目は馬、サイ、バクのわずか3種類の科しか存在せず、種においても23種しか存在しません。

その一方で、偶蹄目は猪、ラクダ、カバ、牛、シカ、キリン等が存在しており、種の数も奇蹄目を圧倒しています。

更に最近の研究で、クジラも偶蹄目の一種であると判明したためにクジラ類もここに分類され、それに伴い鯨偶蹄目に名前が変更されました。

つまり、牛と馬よりも牛とクジラのほうが生物学的には近いことが判明したのです。

 

また、食肉目に含まれている動物は犬、猫、熊、イタチ、ハイエナの他に海洋生物であるアシカやアザラシもここに分類されています。

要するに少し違うものの海洋生物であるクジラは海に適応した牛、アシカは海に適応した犬のような生物なのです。

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かなり大雑把な上に同じ目でも近さは全く異なるのであまり宛てになりませんがこのような感じになります。

 

 

 

3. 鯨偶蹄目とは?

これからは鯨偶蹄目について書いていきたいと思います。

先ほども書いたようにこの目はかなり多くの動物が含まれており、非常に大きなグループになっております。

しかし、全ての生物が同じ近さかと言いますと全く違い、これらの動物は進化の段階で段々と別れていき、ある段階から下が鯨偶蹄目と呼ばれるようになりました。

次に示すのが以前にも載せた図であり、東京工業大学大学院生命理工学研究科生体システム専攻の岡田教授の研究室から引用した系統図を下に載せます。

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この図から分かるように初めにラクダが分かれ、次に猪、そして鹿や牛、カバ、そして鯨が分かれて現在のような分類になりました。

これよりわかるように牛は羊やキリン、鹿に非常に近い生物であることが分かり、ブタよりもカバや鯨に近いことも分かります。

かつて鯨が給食に出されたこともあったが実はクジラはブタよりも牛に近い生物なので案外鯨の味は牛に似ていた可能性もあります。

 

これから分かるように牛と似た生物は非常に幅広く、ブタや鹿だけにとどまらずカバやはたまた鯨までも牛と同じ目に分類されています。

鯨は魚ではないという言葉はよく聞くが実際にそうであり、むしろ牛、更に言うとカバに近い生物であり、相当な意外性があります。

まあ、目までは共通している者の科は違うのでカバは鯨であるとはとても言えませんが...

 

今回用いた引用先の図のURL (2017年9月9日引用)

http://www.fais.or.jp/okada/okada-past/about_us/group/phylogeny/cetartiodactyla.html

 

 

 

ちなみにチンパンジーと人は同じ目に分類されており、人類と非常に近縁なのでチンパンジーが人間に進化するということが言われたことがあるが既にチンパンジーとは別れたためにそのようなことは決してなく、あくまでチンパンジーはチンパンジーとして進化していきます。