DS930810のブログ

主に科学系の雑学や解説を書いていきますがたまに科学以外の雑学も書いていきたいと思います。

世界で最も南に位置し、そして最も寒い南極

ご存知の通り、南極は非常に寒く生物はほとんど住んでありません。

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しかし、南極は謎が多く大変興味深いので今日は南極についての記事を書きたいと思います。

 

 

1. 南極とは

南極は北極と違い、氷しかないのではなく、南極大陸と言う大陸の上に氷が覆いかぶさっています。

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そして、南極大陸は大陸としては狭いほうだが日本の国土面積よりははるかに広く、オーストラリア大陸よりも広いです。

その面積はおよそ1,400万㎢で、日本の国土面積の30倍以上広いですがロシア連邦よりかは狭いです。まあ、ロシアも南極も気候が寒いということは共通していますが...

 

ちなみに南極大陸は「世界一広い砂漠」の記事にも書いた通り実は世界一広い砂漠であり、一般的に言われている世界一広い砂漠のサハラ砂漠(日本の国土面積の27倍)の大きさを凌いでいます。

何故、砂が全くない南極大陸が砂漠化と言いますと砂漠の定義は「砂があるかどうかではなく降水量が一定量以下で蒸発量よりも降水量のほうが少ない地域」だからであります。

あれ? 南極は猛吹雪とかがあるから降水量は多いのでは? と思っている方も多いと思いますが実は南極の降水量は大陸全体で見ても非常に少なく、海岸部でも砂漠か砂漠ではないかと言う境目であり、内陸部に行けば降水量は更に少なくなるために南極は砂漠の定義に余裕で当てはまっているのです。

 

これはさておき南極の気温は異常に低く、海岸沿いの気温はプラスに達することがあるがそれでも10℃以上になることは決してなく、南極点にいてっては永遠に気温はマイナスなのです。まあ、最近地球温暖化が進んでいるのでこれから気温がプラスに達することも考えられるが...

更に凄いのは南極の最低気温であり、2010年8月10日に何とマイナス93.2℃を観測しました。この温度は当然ではあるが地球史上で一番低く、

水銀が固体金属になるのは言うまでもなく、二酸化炭素が余裕でドライアイスするほどの気温です。

ちなみに何故8月かと言いますと南極は南半球に位置するため、8月は真冬であるからです。

どうでもいいが8月10日は筆者の誕生日です...

 

ちなみに南極大陸は全大陸の中で最も標高が高く、その理由は平均の厚さ1.6kmもの氷に大陸が覆われているからです。氷の厚さが東京スカイツリー2.5個分とはいったい...

 

とまあ、南極大陸について一段と書きましたが今度は何故南極は寒いのかについて書いていきたいと思います。

 

 

 

2. 南極は何故寒い?

南極が何故赤道よりも寒いのかと言いますと太陽との角度が異なるからです。

赤道では太陽は真上に昇ってくるため太陽から光を多量に受けますが南極や北極では太陽の光と地面との傾きが赤道と比較すると大きく、太陽からエネルギーを多く受け取れ取れません。

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まあ、こんな感じで高緯度だと赤い矢印分のエネルギーしか受け取れません。

エネルギー量は赤道の量をEとするとEcosθ (θは緯度)となり、緯度が60度だと赤道の半分しか受け取れない計算となります。

しかし、実際には地軸の傾き等の要因があるのでこのようにはいきませんが...

 

これが高緯度になればなるほど寒くなる理由ですがこれだけだと南極と北極は同じ気温となるが実際には南極のほうが低温です。

 

では、何故南極は寒いかと言いますと南極は先ほど書いた通り、標高が高く、「世界一高い山と深い海」の記事にも書いたように標高が100メートル高くなれば気温が0.6度下がるために南極はより一層寒くなっております。

実際にアフリカ最高峰であるキリマンジャロ赤道付近に位置しているのにも関わらず冠雪しており、アフリカのサバンナからは冠雪したキリマンジャロを観測することができます。

南極の標高は高いが北極の標高は低いために北極の気温は南極よりも高いのです。

 

更にこれ以外にも非常に重要な理由があり、南極大陸はご存知の通り大陸であり、内陸に行けば行くほど気温が下がり、本当の内陸である南極点では気温が1年はおろか30年以上プラスに達することはありません。

内陸に行けば寒くなる理由は海は気温の変化を和らげる役目があり、海の近くでは気温の日中差が小さくなっています。

日本の有名どころでは甲府であり、甲府の夏の気温はとんでもなく高いが冬になると逆にとんでもなく下がります。それは甲府の場所が海と比較的離れているからです。

 

これらの3つの要因が重なることで南極は寒く、特に海から離れている南極点では時に二酸化炭素が凍るほどの温度になってしまいます。

 

 

 

3. 南極大陸と海面上昇

南極大陸は先ほども書いたように陸の上に氷が乗っている大陸です。

北極は単に海の上に氷が浮いているだけで、氷が溶けてもあまり影響はないが南極大陸の場合ですと今まで陸の上にあった氷が海の中に入り込むことで海の水の量が増えます。増えたら当然水面の高さも上昇し、ツバル等の標高の低い国は水面下に沈んでしまいます。地球温暖化によって増える水面とは南極の氷のことだったのです。

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更に南極の氷は非常に多量にあるため、南極の氷がもし全て溶けてしまうと地球の海面は異常に上昇し、千葉県あたりは簡単に水没してしまいと考えられます。

 

地球温暖化の脅威は南極大陸にもあったのです。

 

 

 

他にも南極大陸は面白いところが多数あるがそれに関しては個別の記事として書きたいと思います。