DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

赤血球と白血球 機能は違うが非常に重要でもしも無くなったら恐ろしいことに...

血管の中には当然血液が入っており、血液の中には赤血球、白血球、そして血小板と血漿があります。

今日は赤血球と白血球について書いていきたいと思います。

 

1. 赤血球

赤血球は血液の中でも最も主である血液細胞であり、そして血液中はおろか全細胞の中でも格段に数が多く、その数は全細胞の3分の1に当たる20兆個と言われています。

つまり、人体の三割以上は赤血球でできており、赤血球こそ人体の中心と言っても過言ではありません。

また、何故赤血球と言う名称なのかと言いますと無論赤色をしているからであるが、どうして赤なのかと言いますとヘモグロビンと言われる鉄イオンを含んだ物質が赤血球の主な成分であるからです。つまり、血の色と言うのはヘモグロビンの色と言う訳です。

ちなみにイカやタコはヘモシアニンと呼ばれる銅イオンを含んだ物質が血液中にあるために血が青いです。

どうでもいいことですが火星(♂)は古代では鉄を表しており、金星(♀)は銅を表していたそうです。

 

とまあ、ヘモグロビンについて説明したがこのヘモグロビンはどのような役割を果たしているのでしょうか?

ヘモグロビンの役割は酸素の運搬と二酸化炭素の排出です。

ヘモグロビンは酸素濃度が高い場所(肺)では酸素と結合し、低いところ(全身)では酸素を排出するという性質があります。

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まあ、上の図のような感じで酸素が全身に運搬されています。

 

ちなみに赤血球の寿命は120日程度であり、この間に全身を25万回くらい循環しています。つまり、1日に2,000回も循環していることとなり、1周期にかかる時間はわずか41.5秒程度になります。

また、赤血球は骨髄で毎日2,000億個も生み出され、寿命を終えた赤血球は脾臓や肝臓で破壊されます。

 

このように赤血球は毎日のように多量に生み出され、そして相当な速度で全身を巡回しています。

言うまでもありませんが赤血球は血液細胞の中でも一番重要で、もし赤血球が無くなるととんでもないことになります。

 

けれども、この世の中には赤血球を破壊するとんでもない単細胞生物がいます。

それはマラリア原虫であり、ハマダラカと言われる蚊によって媒介され、なんと赤血球内で増殖をして増殖しすぎると赤血球を破壊し外部に出ていき、そしてまた他の赤血球に入り込み増殖します。

マラリアの周期は3日とか4日とかあるがその周期とは赤血球を破壊してから次の赤血球を破壊するまでの時間であり、破壊時に高熱が出ます

言い換えるとマラリアが過剰量に増殖するのにかかる時間はわずか3~4日ということになります。

 

 

 

 

2. 白血球

赤血球の次は白血球です。

ご存知白血球は体内に侵入した有害な細菌やウイルスを攻撃し、破壊する血液細胞です。

 

こちらのほうは大きさが赤血球よりも大きく、6~30μm(mmの1,000分の1がμm, ちなみにμはギリシャ文字のmに相当する文字でミューと読み、もしmにするとミリとかぶってしまうためにこうなったと考えられる)ほどで、赤血球の0.75~4倍くらいあります。

ちなみに総数は290億個ぐらいであり、赤血球と比較すると数は少ないがそれでも十分多いと思います。

 

更に白血球には何種類かがあり、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球があります。

この中で一番メジャーなのは好中球であり、白血球中の大半を占めています。

好中球と言うのは中性(pHが7付近であり、酸でも塩基でもない状態)下で適した状態になる白血球と言う意味で、主に有害な細菌やウイルスを駆除する役割を持っています。

 

次に多いのはリンパ球だが好酸球について書きたいです。

好酸球は好中球と同じような役割もあるがそれはかなりマイナーであり、主な役割は寄生虫の駆除、アレルギー反応の制御を行っています。

ちなみに白血球中の2~5%を占めています。

 

酸、中性と来たので次は最もマイナーな好塩基球について書いていきたいです。

好塩基球は血液の凝固を防いでいる役割を持っているが免疫系に関する部分はいまだに解明されておらず、また、割合も1%未満で大変貴重です。

まあ、白血球自体非常に多いのであまり貴重とは言えないが...

 

すみません、これ以上書くと時間がかかるのでリンパ球と単球の説明は簡略化したいと思います。

リンパ球はウイルス・癌細胞の駆除、単球は免疫機能の開始に役立っています。

 

ちなみに寿命は好中球は10時間ぐらいと異常に短く、1日の間に血液中に存在する好中球の数を超える好中球が生産されています。

しかし、リンパ球と単球は寿命が長く長い物では年単位で持つと言われています。

 

 

少し話は変わりますが細胞が突然変異して無限に増殖する癌と言う現象があります。

癌は歯止めがかからない増殖で臓器を機能停止にするという大変恐ろしい細胞であり、自らを破滅に導きます。

では、白血球が癌化したら何になるでしょうか?

答えは白血病です。

この白血病も白血球自体が癌細胞と化すために癌白血球が異常な増殖をすることで血液の機能が失われ、死に至る恐怖の病気です。

白血病の恐ろしいところは発症する年齢層が非常に広いということです。

癌は基本的には高齢者が多く、子供の発症は稀ではあるが白血病はお構いなしに発症することが多々あります。

つまり、白血病は誰でも発症する可能性が高いのです。

 

ちなみに癌は子供が発症した方が恐ろしく、その理由は子供は成長をしており、この現象が癌細胞にも適用されるからです。

つまり、子供が癌にかかると短期間の間に癌に侵されます

 

いずれにしても癌は恐ろしく、その原因が細胞の異常化であるのでなおさらです。

 

 

赤血球の時と同じだが免疫細胞に感染し、機能を停止させるウイルスも当然あります。

そのウイルスとはエイズウイルスであり、なんと病原菌から身を守る白血球や他の免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊するというとんでもないことをやらかします。

 

もし、こんなことをやられたら感染症に対して無防備になり、ちょっとした風邪でも命取りになります。

例えるならエイズウイルスは軍施設のみを攻撃するようなウイルスであり、当然戦争中にこのようなことをやられると攻撃、防御をすることができずに壊滅まっしぐらです。

エイズウイルスは相手の戦力を削ぐタイプの戦略的なウイルスなのです...