DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

恐怖の隕石 たがたが数十メートルでも超危険

 4年ほど前にロシアに隕石が衝突しかけた事件は記憶に新しいです。あの時の被害は最小限にとどまり、奇跡的に死者は出なかったもののけが人は数千人単位出ました。実はあの時の衝突状況はかなり被害が最小限になるような衝突であり、一歩間違えたら死者が数千人単位出てた可能性があったのです。

 そして、今日はこの隕石の恐怖について書きたいと思います。

目次

1. 隕石とは

 隕石は宇宙空間に漂う小惑星が地球の引力に引き寄せられる、または地球と軌道が交わりたまたまぶつかる等が原因で衝突します。そして衝突した時のエネルギーはとんでもないエネルギーであり、その理由は隕石の質量がとにかく大きい、隕石の衝突速度がとんでもなく速いことが原因です。

 また、威力は質量よりもむしろ速度の影響のほうが大きいです。何故なら、エネルギーは質量の1乗、速度の2乗に比例するからです。

 つまり、速度が2倍になればエネルギーは4倍になり、エネルギーの式は以下の様になります。

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ここでのEはエネルギー(ジュール)、mは質量(Kg)、vは速度(秒速)です。

 では、もし仮に直径100 m、密度3.0 g/㎤、秒速20 km/sの完全な球体の隕石が衝突するとします。この隕石の質量は(4/3)×π×50^3 (㎥)×3.0 (t/㎥)= 500,000π (t)となります。

 そして、この時のエネルギーはE =0.5 × 500,000π × 1,000 × (20000)^2= 3.14×10^17(J)、つまり、31.4京ジュールとなり、このエネルギーは広島型原子爆弾の5,000倍に匹敵します。

 このような隕石が東京都に衝突したら関東平野が壊滅する、要するにたがたが100メートルほどの隕石で関東平野は壊滅することを意味しています。

 

2. ツングースカ爆発

 ここからは実際に起きた隕石に衝突について書いて行きたいと思います。今から109年前、北緯61度、東経102度当たりの北極圏に近いシベリアのポドカメンナヤ・ツングースカ川上流の上空で隕石の宮中爆発が起こりました。

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 突然上記の位置で巨大な火の玉が爆発を起こし、この時熱風と強烈な衝撃はが同時に起こり、その衝撃波の威力は1,000 kmも離れた箇所の窓ガラスをも割り、核爆弾を落とした時に発生するきのこ雲も数百キロ離れた所から観測された。

 そして、その時に強烈な光が発生し、時差の関係上、夜だったヨーロッパでは夜にもかかわらず明るく照らされ、新聞が読めるほどの明るさ観測された。

 つまり、とてつもない衝撃波とエネルギーが発生し、遠く離れたヨーロッパでも影響が大きくあった。

 この原因は当時は解明されておらず、長い間謎であったが後に隕石の空中爆発が原因であることが判明した。

 では、爆心地に近いところではどうかと言うと...

 この時発生したエネルギーは当然ではあるが広島型原子爆弾の威力を軽々と驚愕しており、爆心地から数万平方キロメートルの森林地帯は破壊されたと見られています。数万平方キロメートルということは爆心地から数百キロメートル単位で破壊されたのは言うまでもない。

 実はこの時、世界は混乱状態になっており、調査が進んだのは20年程後となった。そして1,927年、昭和が始まった時ぐらいに調査が進んだがそこでは驚くべき光景が見られた。

 なんと木がなぎ倒されており、その形状は放射状になっていた模様です。つまり、中心部で何かが爆発したということに疑いの余地はなく、もし地上で爆発をしていたら中心部には何も残らなかったであろう。

 また、爆心地周辺では明らかに異常が発生しており樹木や昆虫の成長の停止、異常な成長速度、新種の発生等である。つまり、明らかにとてつもなく恐ろしいことが発生しており、人工物でいうと核兵器等の起爆に当たるものだと考えられる。

 そして、この時の爆発で恐ろしいのはその時の威力だけではなく、後に影響を及ぼし、生態系などをじわじわと破壊していくことなどである。

 ちなみに以外ではあるものの死者は1人も発生しておらず、この理由は無人地帯での爆発であったと考えられるからです。

しかし、もしも人口密集地帯でこの爆発が発生していたとすると、もしも東京都のど真ん中で爆発が発生していたとすると、当然今の日本は存在していないと思う。 

 ちなみに隕石の衝突だと判明した理由は地球上にほとんど見られないイリジウムと言う元素が多く発見されたからです。イリジウムは原子番号77番であり、イリジウムプラグ等に用いられています。

 また、一説によるとこれぐらいの大きさの隕石の衝突は100~200年に1回は起こるとされており、4年前の隕石との関連性がある可能性もあります。

 

3. 恐竜の最期、直径10kmの隕石とは?

 先ほどのツングースカ隕石の直径はたがたが数十メートルとされていますが今から6,500万年前に衝突した隕石の直径は何と10 kmもあった模様です。直径10kmともなると質量は同じ大きさの100 m隕石の100万倍にも及びます。

 

 そして、6,500万年前にユカタン半島にこれほどの隕石が衝突しました。

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 6,500万年前、恐竜の支配する地球のユカタン半島に突然史上最大規模の隕石が衝突しました。この時のエネルギー量は今だかつてないほどであり、衝突地点の近くにいた生物は一瞬で蒸発し、自分の死に際を見ることなくこの世から姿を消しました。そして恐ろしいことにその時だけの威力だけではなく、この後に起こった出来事のほうが圧倒的に悲惨だったのです。

 隕石の衝突により、超巨大津波の発生が起こり周辺部を跡形もなく広範囲に渡り破壊しました。

 しかし、本当に恐ろしいことは衝突により大量の塵が巻き上げられたことによって空が塵に覆われたことです。塵に覆われてことにより地上の気温は一説によると40℃も下がり、光もささない氷結と暗黒の世界となることで変温動物の恐竜にとってはまさに地獄と言える光景となったのです。

 また、恐竜だけではなく植物も光合成ができない、寒すぎる等の理由で枯れ、草食恐竜が死に絶え、そして肉食恐竜も死に絶えました。

 そして、恐竜の姿を取った生物はついに地球上から姿を消したのです。

 つまり、最終的に恐竜にとどめを刺したのは寒冷化による生態系の破壊でありました。.10kmの超巨大隕石...それは地球全体の生態系を崩壊させる恐ろしいものなのです。

 以上のことより、総合的に見て隕石の恐ろしい所は負のスパイラルの発生であり、直接的なものではないのです。隕石の落ちる確率は相当低いものの落ちたら滅びの道を進むので対策は厳重にしとくべきだと思います。

 

参考文献

ツングースカ大爆発 - Wikipedia (ツングースカ隕石の衝突地)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E5%A4%A7%E7%88%86%E7%99%BA#/media/File:Russia-CIA_WFB_Map--Tunguska.png