DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

最強の1等星リゲル 800光年以上離れても7番目に輝く

今日は時間がなかったので1記事だけにします。

そして内容は超強力な恒星、カノープスすら驚愕する恒星リゲルについて紹介していきたいと思います。

 

1. リゲルとは

リゲルはオリオン座に属する恒星であり、β星に当たります。

β二番目に明るい星に付けられるので当然リゲルは二番目に明るい...

のではなく、一番明るい星であります。

ちなみにα星はベテルギウスでもうすぐ超新星爆発を起こすと噂されています。

 

 

ちなみにこの星は7番目に明るく、当然近いと考えられますが上記に書いた通り、非常に明るい恒星なので距離は相当遠いです。

その遠さと言いますとなんと

863光年も離れており、1等星の中では2番目に遠いです。

ちなみに一番遠いのはデネブで1411光年離れています。

 

ちなみに1等星と書きましたが正確には0.13等星なので0等星に分類されます。

とまあ、これだけ書いてもすさまじい星ですがリゲルの本当の恐ろしさをこれから知ることになります。

 

 

 

2. 最強の1等星

地球から見た明るさは0.13等、距離は863光年なので当然異常に明るい恒星なのは分かりますが実際にはどれほどの明るさなのでしょうか?

その明るさは...絶対等級にして

マイナス6.98等です

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この明るさは太陽の50,000倍以上で、1等星以上の星の中ではデネブをわずかに凌ぐ最強の恒星であり、銀河系全体で見てもトップクラスの明るさとなります。

また、直径も78太陽直径で1億キロメートルを超えており、直径の面でも非常に大きいと言えます。

質量も当然重く、一説によれば太陽の21倍の質量を有し、カノープスの倍以上の質量があります。

この光は相当遠くまで届き、なんと1万光年以上も光が届きます。

 

では、同じ超巨星であるカノープスと比較していきましょう。

カノープス 71.4太陽直径 9.8太陽質量 絶対等級マイナス5.60 7500K

リゲル   78太陽直径 21太陽質量 絶対等級マイナス6.98 11500K

とまあ、相当な差があり、直径が近い以外はリゲルが大勝ちしています。

何故かと言いますと

カノープスのスペクトルタイプはF01bに対して

リゲルはB81aだからです。

ここでの1bとか1aは恒星の度合いを示したもので1bは弱い超巨星、1aは強い超巨星を示します。

つまり、リゲルは超巨星界の中でも強い部類に入るのです。

 

更に言えばリゲルは可視光では1000光年以内では断トツの1位であり、2000光年以内でも同じオリオン座のアルニラムに次いだ2位、5000光年以内でも3位と言われています。

 

もはや、リゲルの勢いを止められる星は2000光年以内ではアルニラム以外いないと言ってもよいです。

 

余談だがリゲルはβ星の中では一番明るく、白鳥座α型変光星と言われる恒星の中でも一番明るいです。

 

更に余談だがリゲルは伴星がありますが主星が異常に明るいため、望遠鏡を用いてやっと見えるほどになります。

 

 

 

3. リゲルの末路

リゲルはよく図鑑では若い星と言われていますがこれは間違いです。

実際には高齢の星であり、既に定年は迎えているぐらいの年齢です。

もともとリゲルはO型主系列星と呼ばれる主系列星界では最も高位に当たる灼熱の星でした。その表面温度は30000℃を超える物であり、現在のリゲルは11200度ぐらいなのでかなり表面温度は下がっております。

そして、非常に巨体を誇り、恒星は主系列星が終わると高齢化することで巨体化するためリゲルは相当高齢であることが分かります。

今後リゲルはさらに巨大化し、遠くない未来に10億キロをも驚愕した超巨星となり、超新星爆発を起こした後に中性子星を残すと考えられています。

 

とまあ、恒星は質量が重いほど消費が異常に激しくなるため寿命が短くなります。

 

 

 

だが、真の恐怖はまだあります。それはオリオン座の三ツ星の真ん中アルニラムであり、先ほど書いたリゲル以上の明るさの星のことです。

このことはまたいつか書きたいと思います。

 

すみません。今日は大変なことがあったためかなり駆け足の記事となりました。