DS930810のブログ

筆者は自然や自然現象に関心が相当あるので自然に関する記事(天文, 地理, 生物)を書いていきたいと思います。かつては1日2記事を適当な時間に投稿していましたが今のところは午後6時に1記事投稿する形にしています。

温暖化を極めた灼熱の惑星 地球に似た大きさだが気候は全く異なる金星

今日は金曜日なので金星について紹介していきたいと思います

 

ご存知の通り、金星は明けの明星、宵の明星で有名であり、地球から見える惑星の中で最も明るく見えます

そして、この金星は地球に大きさ、質量ともに似ており地球の双子だともいわれています。

しかし、気候は地球とは全く異なり非常に過酷です

では、この金星について紹介していきたいと思います

 

1. 金星とは

金星は太陽と108,208,930km離れており、地球-太陽間の3分の2強です。そのため、太陽光が地球の2倍以上注ぐことになります。また、軌道は太陽系の惑星の中で最も円に近く、遠日点と近日点の距離の差がわずか150万キロほどになります。

また、金星の公転周期は224.7日であり、地球(365日)と比べても短く当然だがこれは地球の7か月半程度に当たります。

f:id:DS930810:20170721164959j:plain

内側から水星、金星、地球です。

 

また、金星の自転速度は異様に遅く、なんと243日もかけてゆっくりと自転しています。これは公転速度よりも遅く、時速に換算するとたったの6.52km/hであり、早歩き程の速度しかありません。水星も自転速度は非常に遅かったが金星も遅く、地球の自転が異常に早いように見えます(地球は音速以上)。

また、金星の自転方向は地球とは逆向きであり、太陽が西から昇り、東に沈みます。これは巨大天体の衝突によるものだと考えられています。

 

次に金星の大きさについて述べていきます。金星は直径12,104kmであり、地球の大きさの95%近くあり、体積は地球の85.4%ほどです。また、質量は地球の81.5%ほどでありこれも地球に似ています。これらの結果から密度は地球を若干下回りますが遠い数値と言う訳ではありません。

f:id:DS930810:20170721165935j:plain

このように、自転速度、方向は全く異なるが大きさは地球と極めて似ています。

 

 

 

2. 金星の内部構造

金星と地球は大きさ、質量が極めて似ているため内部構造も似ているのではないかと考えられます。では、金星の内部構造について書いていきたいと思います。

 

金星の地下30kmまではケイ酸塩でできた地殻があり、近くの下には地球と同様にケイ酸塩で構成されたマントルが広がっております。マントルの下は液体の鉄、ニッケルで構成された外殻、さらに奥には固体の鉄、ニッケルの内核があります。この構造は地球の構造と類似しており、金星の内部構造は地球のものと言えるでしょう。

 

このように金星の密度が地球に似通っているのは内部構造の類似性であり、若干金星のほうが小さいのは核の割合が地球のほうが大きいことに起因しているからです。

 

構造、直径、質量は似通っていますが太陽との距離が違うので当然環境も大きく異なるが.....

このことは次の項で説明していきたいです。

 

 

 

3. 二酸化炭素に覆われた惑星、金星

1,2では自転速度が遅い、方向が逆以外インパクトの感じられなかった金星だが本当にすごいのは表面温度、大気であります。

金星の大気の成分はタイトルの通り、二酸化炭素がメインだがその割合は何と...

96.5%も占めています。

残りはほとんど窒素が占めており、酸素は無いと見なせます。

また、気圧もすごく、地球の大気圧の93.2倍もあります(大体水深900mぐらい)。

当然これだけの圧力があると生命はまともに生息できず、金星に送られた探査機が短時間でつぶされたほどです。

しかし、本当の金星の恐ろしさをまだ知らなかったのである...

 

金星の表面温度は水星よりは低いと普通は考えますが...

実は水星以上です!

その温度は大体460℃程であり、どの箇所でも400℃以上あります。

水星と違い、どこでも灼熱なのは膨大な二酸化炭素があるからです。

 

本来膨大なガスによって太陽光が遮られるために地表の温度はマイナス46℃程になるが二酸化炭素の温室効果ガスにより超温暖化するため、510℃も温度が底上げされます。

 

つまり、金星は温暖化に温暖化が進んだ惑星があることが分かります。

 

 

 

4. 金星に海があった?

金星は太陽に近いというより超温暖化が原因で灼熱の惑星となったが実は昔、海があったそうです

かつて、金星と地球は共に濃厚な二酸化炭素に覆われていました。その後、両惑星に海が形成されました。しかし、金星は太陽との距離が近かったために海は蒸発し、二酸化炭素が十分に吸収されず、二酸化炭素があふれ、温暖化に温暖化を重ね、現在のような灼熱の惑星になりました。それとは裏腹に地球は十分な量の海があったため、二酸化炭素が吸収され、現在のような大気になりました。もし、地球が金星のように二酸化炭素が吸収できていなかったら、現在の金星のようになっていました。

f:id:DS930810:20170721174129j:plain

 

 

 

 

5. 金星の雑学

  • 金星では硫酸の雨が降る。しかし、硫酸が蒸発するため地表には届かない
  • 金星には衛星は無い
  • 「金星から見た地球」よりも「地球から見た金星」のほうが明るい
  • 金星の英名はヴィーナス(Venus)
  • 金星の記号は。この記号は雌の記号として有名だが上記のVenusをイメージしたもので手鏡を表したものである。雌の記号としてはカール・フォン・リンネによって初めて使用された